≪4≫衛生管理 セミナー動画
(食中毒の増える時期)
7月~9月 ⇒ 湿度・気温が高く、食材の腐食が進むのが早い
12月~1月 ⇒ ノロウイルス等のウイルス性食中毒が流行
ノロウイルスの感染経路は、人から人が最も多い。
有害な微生物、化学物質、自然毒などの付着した食品などを摂取しおこる健康被害(嘔吐・下痢・発熱等)のことであり、時に尊い命まで奪うほどの事故に繋がることもある恐ろしい中毒です。
その元となる因子・物質により次の 4つに大別されます。
①細菌性食中毒・・・・・・・・ 腸炎ビブリオ、サルモネラ、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌、病原性大腸菌等
②ウイルス性食中毒・・・・・ノロウイルス、ロタウイルス等
③自然食中毒・・・・・・・・・・毒キノコ、ふぐ、貝毒等
④化学性食中毒・・・・・・・・農薬、洗剤等
感染源:生水や有機肥料栽培の野菜など
症状 :腹痛・発熱・下痢・血便など
増殖 :10℃以上で増殖が進む
発症 :菌が100万個を超えると発症
殺菌 :75度以上でないと死滅しない
※生水は沸騰させてから飲む
感染源:主にたまごや肉など
症状 :腹痛・高熱38度前後で数日続く
増殖 :10℃以上で増殖が進む。菌が最も繁殖する温度帯は、33℃~37℃
発症 :体内に100万個以上で発生
感染源:髪の毛や傷口など。
人や動物の傷口(特に化膿しているもの)をはじめ、
手指・鼻・のど・耳・皮ふなどに広く生息。
症状 :吐き気・嘔吐・腹痛・下痢
増殖 :37℃前後で繁殖する
「手づくり食品」おにぎり・サンドイッチなどの素手で扱う調理に注意
感染源:経口(ノロウイルスに汚染された食材)・接触・飛沫・空気感染も
症状 :嘔吐・下痢・腹痛・発熱
発症 :菌が10~100個程度が体内に入ると発症
殺菌 :食材は85℃~90℃で90秒以上加熱
※アルコールはノロウイルスには効果なし!
細菌は温度・水分・栄養分の3条件が生育に最適な状況となると爆発的に増殖します。
3つの条件がそろい、時間が経つと食中毒が発生する。
この3条件をコントロールすることで細菌の増殖すなわち食中毒を防止することができます。
細菌増殖の3要素 ≪水分≫
・細菌は水がなければ増殖できない
食器・容器・調理器具は洗浄後、よく乾かしてから使用する
細菌増殖の3要素 ≪温度≫
・細菌は30℃~40℃で最も繁殖する。この温度帯を危険温度帯という。
・0℃~5℃では繁殖が遅くなる
・60℃以上、90秒で死滅する
食品や残菜、有機物汚れは細菌の栄養になります。調理器具類についた食品や汚れも細菌の栄養となります。高タンパク質の食品は、細菌にとって最良の栄養源です。
食中毒予防の原則 食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。 食中毒を防ぐためには、細菌の場合は、細菌を食べ物に「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」という3つのことが原則となります。
また、ウイルスの場合は、食品中では増えないので、「増やさない」は、当てはまりません。ウイルスは、ごくわずかな汚染によって食中毒を起こしてしまいます。ウイルスを食品に「つけない」を確実に実行するためには、調理者はもちろんのこと、調理器具、調理環境などの調理場全体がウイルスに汚染されていないことがきわめて重要になります。そのようなウイルスに汚染されていない調理環境をつくるには、調理場内にウイルスを「持ち込まない」、仮に持ち込んだとしても、それを「ひろげない」ことが大切です。すなわち、ウイルスによる食中毒を予防するためには、ウイルスを調理場内に「持ち込まない」、食べ物や調理器具にウイルスを「ひろげない」、食べ物にウイルスを「つけない」、付着してしまったウイルスを加熱して「やっつける」という4つのことが原則となります。
手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、必ず手を洗いましょう。
また、生の肉や魚などを切ったまな板などの器具から、加熱しないで食べる野菜などへ菌が付着しないように、使用の都度、きれいに洗い、殺菌しましょう。
食品の保管の際にも、他の食品に付いた細菌が付着しないよう、密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることが大事です。
爪が長ければ長いほど、細菌の数は増加します。
爪の長さが0.5mmの場合と3.0mmの場合とでは、細菌の数が243倍も多くなります。
手洗いはマニュアル通りに正しくおこないます。
「手を洗い、キッチンペーパーでふきとり、アルコール消毒をする」
この一連の流れには意味があります。
(大腸菌で汚染させた手指に対する除菌効果)
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。食べ物に付着した菌を増やさないためには、食材ごとに決められている保管場所でで保存することが重要です。商品の納品後・使用後は、早く冷蔵庫に入れましょう。なお、冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しますので、消費期限・賞味期限管理を怠らないようにしてください。
冷蔵庫内は 10℃以下(冷凍庫内は-18℃以下)と低温ですが、病原微生物が死滅するわけではなく低温でも生存しています。
つけない・増やさないためにも冷蔵庫・冷凍庫の正しい管理に努めてください。
庫内温度の管理
・冷蔵庫は 10℃以下、冷凍庫は-18℃以下に調整する。
・ドアの開閉回数、時間を少なくして、庫内温度の上昇を防ぐ
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅しますので、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。レシピを遵守しましょう。
まな板、包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌します。ジャンカラでは食洗器を使用することで熱殺菌ができます。
ウイルスの場合は、調理場内へウイルスを「持ち込まない」、「ひろげない」ことが重要です。
異物混入を完全に防ぐことは難しいですが、1件でも減少させるためには対策の内容を理解し行動することです。
異物混入対策は厨房内に掲出されています。
決められたことを決められた通りにおこなうことで、事故を防止することができます。
帳票類はそれぞれの作業を管理するものですが、すべて目的があります。
なんのために実施していることか理解しましょう。
正しい状態、あるべき状態(ゴール)にするためには、単にチェックを入れる、ハンコを押すだけの作業にならないようにしなければなりません。
もしも食中毒や、飲食事故を引き起こしてしまうと、
チェーンストアとしての経営に、大きな被害が及ぶことになります。
ひとつの店舗で起きた問題であっても、
その店舗だけの問題にはとどまらず、会社を巻き込んだ、
非常に大きなトラブルに発展する可能性もあります。
そこで私たち責任者は、基本に従い、
忠実に着実に管理を行う必要があるということを、
忘れてはなりません。