≪11≫数値管理
お客様を集めること。また、お客様が集まること。
店舗の集客は
①お客様を集めること。
・CM・宣伝活動による誘致
・半額セール・タイムセール
②お客様が集まること。
・店舗のファン、スタッフのファン
・イベントの開催
Sタイム ・・・ サービスタイム(開店~19時)
Nタイム ・・・ ナイトタイム(19時以降)
Sタイムの集客が多い店、Nタイムの集客が多い店があり、
店舗によってSNの構成比は異なる。
自店舗のSN構成比を算出してみよう!
Sタイム集客数÷全体集客×100=Sタイム構成比
Nタイム集客数÷全体集客×100=Nタイム構成比
ジャンカラの集客は年間で約2000万人(33期)
この集客数は、大手テーマパークと同等程度あります。
店長や社員が勤務で集客活動を行うのと同じ感度で、
みなさんが集客活動をすることで、
集客目標をクリアする可能性が高まります。
逆に、みなさんが目標に向けての取り組みを怠ることで
目標がクリアできなくなる可能性があります。
日々の集客の目標管理が重要
★目標管理で重要なこと★
①日間集客目標を追う
②日間修正集客目標を追う
目標を追う=集客行動計画を立てて実行する
14万円の売上目標から16万円に上方修正した場合は、
2万円の上積み分を修正する必要がある。
2万円分上積みを作るためには、
時間帯ごとに
・入室組数
・入室人数
・時間売上
を考え、それぞれ修正する。
※組人数=1組あたりの平均人数
客単価とはお客様一人あたりの利用額平均のこと。
計算方法 【売上】÷【集客】
客単価の構成には、さまざまな要素があります。
各要素を引き上げることにより、客単価は高まります。
①ルーム代
②食事(単品フード・特販)
③飲み物(単品ドリンク)
④飲み放題(特別コース・FT)
⑤物品販売
▼FT飲・・・ フロントでのコースサジェスト、
フロント付近の効果的なPOP掲示
▼特飲み・・・フロントでのコースサジェスト、
フロント付近の効果的なPOP掲示
▼飲食代・・・フロントでのフードサジェスト、
部屋内のPOP掲示、
提供時の名札POPの認知、
電話予約時のフード予約
▼ルーム・・・受付での利用時間の延長
延長での利用時間の拡大
私たちの取り組み方で客単価は変わる!
下記条件の店舗を上方修正した場合の客単価を算出せよ。
≪条件≫ ≪上方修正≫
売上…100万 売上…120万
集客…800名 集客…800名
客単価…1,250円 客単価… 円
TTMとは、TOTAL TWELVE MONTHSの略。
各月の数値を12ヶ月ごとに合算した数値の推移を表したものをいう。
推移が上がっている場合は、UPトレンドといいます。
下がっている場合は、DOWNトレンドです。
TTMを計算してみよう!
※30期6月度の数値は、29期7月~30期6月までの合算、30期7月度は29期8月~30期7月までの合算。
このように各月の合算を算出し、UP/DOWNトレンドを確認してみよう。
ここでは、MPの算出について説明していきます。
売上の方程式
【集客】×【客単価】=売上
MPとは?
マスタープラン=1か月の売上目標のことです。
TPとは?
店舗プラン=1か月の店舗目標のことです。
店舗プランは店長によって作成されます。
MPより高い目標になることがほとんどです。
MPの算出(売上予測)
MPの算出方法は、いくつかの方法があります。
軸となる方法は、2種類です。
①前年データを元に算出
②直近データを元に算出
①前年データを元に算出
■過去のデータを集める(2から3年)
■該当月の売上・集客・単価などTTMを算出する
■前年の曜日構成比を確認する
■前年の時間帯構成を確認する
■今年の曜日構成に当てはめる
■月間の売上を集計する
②直近データを元に算出
■直近3ヶ月のデータを集める
■該当月の項目数値を算出する
■前月の曜日構成を参考にする
■前月の時間帯構成を参考にする
■特飲み、特販、飲単などを参考にする
■月間の売上を集計する
いずれのデータも、TOAIポータル内のデータ閲覧(データ分析)や、店舗で記録しているデータで確認することができます。
見たことがない方は、確認してみよう。
店舗の責任者として働くうえで、売上の構築も重要なお仕事のひとつになります。
日間売上目標を上方修正する場合、どのようにして売上を高めるのか考え、各項目数値の目標も修正しなければなりません。
・客数は変えず、特飲みの獲得割合を高める
・客数は変えず、利用時間を伸ばす
・客単価は変えず、客数を伸ばす
各数値項目の修正ができたら、その目標を達成させるためには、
どのような行動や取り組みが必要か考えて指示を出しましょう。
例えば、客数を伸ばすのであれば宣伝、利用時間を延ばすのであれば、お客様へのお声がけなど、工夫次第で売上は高めていくことができます。
人件費の算出
人件費の算出方法は、いくつかの方法があります。
軸となる方法は、2種類です。
①売上高人件費率
売り上げに対してどのくらいの割合の人件費を使用したのかを
見るために算出します。
【人件費額】÷【売上】×100
②1客人件費額
お客様一人あたりにどのくらい人件費がかかったかを見るため
に算出します。
【人件費額】÷【集客】
計算してみよう!
人事関連数値
①人時生産
一人あたりの1時間の平均売上高
【売上】÷【総労働時間】
②離職率
ある時点で仕事に就いていた労働者のうち、
一定の期間(たとえば、ひと月、ないし、1年なり3年)
のうちに、どれくらいがその仕事を離れたかを比率として
表わす指標。当社は1年単位で見ることが多い。
【年度中の離職者数】÷【期首従業員数】
③ターンオーバー(在籍期間)
物事の入れ替わりやその速度・割合などを意味する単語。
当社でのターンオーバーは、アルバイトが1年間でどのくらい
入れ替わるかを示した数字
【年間採用者人数】÷【年間平均在籍人数】×100
④採用単価
アルバイトの1人当たりにかかる採用費用の平均金額
【採用費用】÷【採用人数】
計算してみよう!
問題①
□売上高16万円
□社員(労働時間8時間×2名)
□パート(労働時間5時間×4名)
人時生産性はいくら?
【①計算方法】
全従業員の労働時間を計算します。
・社員8時間×2名=16H
・パート5時間×4名=20H 合計36H
1人1時間当たりの売上高を計算します。
・売上高16万円÷36H=4,444円
答え 4,444円
計算してみよう!
問題②
26期~30期の各離職率を求めよ
【②計算方法】
年度中の離職者数÷期首従業員数
・26期… 4÷30=13.3%
・27期… 5÷29=17.2%
・28期… 8÷31=25.8%
・29期… 12÷29=75.9%
・30期… 12÷12=50.0%
計算してみよう!
問題③
下記表の各空欄を埋めたのちに、ターンオーバーを
算出せよ
※在籍人数の年間採退には、年間の在籍平均を入れる
※採用、退職人数は、年間の合算を入れる
ターンオーバー 4,737÷3,916×100%=120.9%
ターンオーバーに、12ヵ月をかけると、年間平均在籍期間も算出できます。
平均在籍期間 12ヶ月÷120.9=9.9か月
退職率
6月… 8.4%
7月… 8.9%
以下、計算方法同じ。
アルバイトの1人当たりにかかる採用費用の平均金額
問題④
下記表の各採用単価を求めよ
【④計算方法】 アルバイトの1人当たりにかかる採用費用の平均金額
採用費用÷採用人数
3,589,000円÷300名=11,963円
A… 11,963円
B… 23,927円
C… 7,725円
D… 15,450円
問題⑤
計算してみよう!
・私はインターネットで商売をすることにした。
・ショッピングモールの登録料は月20万円
・売りたい商品はピッピ人形である。
・ピッピ人形を5,000円で売る。
・ピッピ人形の原価は2,000円だが、
1個売れるごとに自動的に1個仕入れる仕組みなので
在庫は持たなくてすむ。
さて何円以上売れば商売が成り立つでしょうか?
※何個以上売れば商売が成り立つのかをまず考える
登録料20万円
販売価格5,000円
原価2,000円
計算式・・・20万円÷(5,000円-2,000円)×5,000円
(登録料 ÷ 価格-原価 = 67)(67 × 販売価格 = )
答え 335,000円
【解説】
335,000円の売上=335,000円の経費
67個販売した売上=67個販売した時の経費
この状態が損もなく、得もない状態であり
損益が分岐する売上になります。
それを損益分岐点売上と言います。
損益分岐点では
利益が出はじめる最低の売上を
という
費用には、固定費と変動費がある
固定費… 売上の増減に相関がなく、変化しない費用のこと
家賃や修繕費など
変動費… 売り上げの増減によって、変化する費用のこと
水道・光熱費や仕入れ費など
固定費と変動費を足して、費用という。
左記の計算は、ピッピちゃん人形の問題(問題⑤)を
公式に当てはめて計算したものです。
公式を覚えよう!
計算してみよう!
問題⑥
損益計算書から算出した各項目が次の数値のとき、
損益分岐点はいくらか。
売上高 1,000万円
変動費 800万円
固定費 100万円
変動比率=800万円÷1,000万円=0.8
損益分岐点売上=固定費÷(1-変動比率)
したがって
損益分岐点売上=100万円÷(1-0.8)= 500万円
答え… 500万円
計算してみよう!
問題⑦
損益分岐点売上800万円
固定費が200万円かかる店舗がある。
この店舗が1,400万円の売上を獲得したとき
利益はいくらになるか。
まず変動費を求める。
変動費=800万円-200万円=600万円(損益分岐売上-固定費)
600万円÷800万円=0.75
1,400万円の時の変動費は
1,400万円×0.75=1,050万円(変動費額)
利益 = 売上-費用 = 売上-(固定費+変動費)
従って 1,400万円-(200万円+1,050万円)=150万円
答え… 150万円
損益分岐点をこえた売上の全てが 利益 になるわけではない
分岐点をこえた売上のうちどれだけの分が利益として残るかは、
変動費率 の高い低いによってかわってくる
売上がよい時でも適切な コストコントロール が求められるのはそのためである
【例】問題⑦の変動費率が変わると?
売上高 1,000万円
固定費 100万円
の店舗で、変動費が800万円の時と600万円の時、損益分岐点はどれくらい変わるのか?
・800万の時(変動比率0.8)→500万円
・600万の時(変動比率0.6)→250万円
変動比率が低い方が、損益分岐点が低くなる