プロジェクト
昔の研究者
1867年: フランスのメコン川探検家フランシス・ガルニエがワット・プーについての初めて記述。
1907年: フランス極東学院(EFEO)の Etienne Edmond Lunet De Lajonquiere がワット・プーとその周辺の地図を作成。
1914年: フランス極東学院(EFEO)の建築家 Henri Parmentier がワット・プーに関する初めての科学的報告を行う。
科学調査
1986年: 古代都市の保護計画
1991-1998年: 考古学活動。
マリエール・サントリ(ギメ東洋美術館)が指揮するフランス調査隊と、ラオス文化省の協力で行われた「ラオス考古学調査プロジェクト」(P.R.A.L.)は、素晴らしい成果を上
げた。発掘が行われた場所は、聖なる泉の草地、主殿の周辺、そして古代都市にある複数のプレ・アンコール寺院。
パトリシア・ゾレセが指揮するイタリア考古学調査隊(レリチ財団)と、ラオス文化省の協力で行われた「発掘場所の保護、地図作成及び研究」。古代都市の地図作成は、都市
リンガプラの要点と、アンコール(カンボジア)に向かう古代道路沿いにある複数の遺跡が対象。
ラオス・ユネスコ合同プロジェクトの準備
1987年と1990年: ユネスコ-UNDP(国連開発計画)による復元可能性調査。考古学的美観区域を保全するための県条例が承認された。
1996-1997年: 日本・イタリア両政府によるラオス-ユネスコプロジェクト(第1期)により、チャンパサック県における発見物の調査と分類が行われた。
プロジェクトにおける活動:
古代都市とワット・プーにおける建築物の位置を決めるための、地政分布の観察。
古代遺跡の再建築における地理的研究。
400平方キロメートルに及ぶ地域の組織的保護。
寺院、遺跡、水路の空間を含んだ考古学地図の作成。
収集データのSIG(地理情報システム)
1997-1998年: イタリア政府によるラオス-ユネスコプロジェクト(第2期)。考古学と歴史に関する教育。
チャンパサックに保管されている考古学的物品の保管と目録作成。
チャンパサック地方にある全クメール寺院の保護と地図作成。
ワット・プー神殿と遺跡の建築構造分析。
配水システムの研究。
チャンパサックの世界遺産管理プロジェクトの完了。
Heritage Awareness Through Community outreacH (HATCH) - 保存(保護)と遺跡の適切な利用のため、地元コミュニティの参加を促し、目標を定める活動(早稲田大学との協力)
参考: http://www.gakugei-pub.jp/kanren/rekisi/r02001.htm
1998年: ラオス政府が「チャンパサック文化遺産管理計画」を採用。考古学公園の保存と保護を示した計画。
1999-2000年: ユネスコ-ラオス-イタリアによる、人類の世界遺産登録のための科学調査と援助。
1999-2002年: ラオス-ユネスコ-早稲田大学による地元コミュニティのためのプロジェクト。
2001年: チャンパサックの遺跡群が世界遺産に登録される。
2001-2003年: ラオス政府と日本による共同プロジェクト
優先事項は、建築基礎部分の腐食からの保護。
排水路と用水路の完成。
古代の物品や発掘物を保護するための倉庫の建設。
中庭にある石の復元と計画の作成。
備品管理(自動車、コンピューター、資料保管所)
2003年: ラオス-ユネスコプロジェクト-イタリア
2004年のユネスコ(第3期)の準備。
2004年: ラオス-ユネスコプロジェクト、イタリアの管理による。
複数の建物の強化。
2004年: 早稲田大学と西村正雄教授による世界遺産の考古学的調査
参考: 西村正雄 2003 『ラオス,ワット・プーとその周辺遺跡の世界遺産登録までのプロセス-民族誌的観点から- 』
2005年: フランス-ラオス協力プロジェクト(フランス外務省とラオス情報文化省): Bottom of Priority Solidarity
「ワット・プー・チャンパサック、重要な歴史的・文化的遺産の開発」(FSP 2005-75)。
プロジェクトの予算は1億ユーロで、目的は:
- 遺跡群の専門的管理部門立ち上げのための組織的サポート
- 科学的かつ技術的な管理職員の教育
- 遺跡の発展と経済的評価
2006年: イタリアによるナンディン宮殿の修復
2009年: FSP 2005-75 プロジェクトの一環として、チャンパサックの副次的遺跡群の文化プロジェクト。
チャンパサックの影絵芝居の再開、チャンパサック地方の村落へのトゥクトゥク巡回映画ツアーの実施(黒白フィルム)。
2009年: FSP 2005-75 プロジェクトの一環:
休憩所の建設と、ワット・プーの隣人たち
2009年: インドチームによる北宮殿修復プロジェクト - インド考古学調査