平原を「ナンディン宮殿」から南に1kmほど行くと、ナン・シダ寺院(12世紀初頭)、さらに行けば(移動は困難だが)タオ・タオ(13世紀初頭、ジャヤーヴァルマン7世)に着く。
最後にはメコンの対岸、トモ川の畔に、もうひとつトモ寺院(オウブモン[Oubmong])がある。同時代だが、非常に美しいプレ・アンコール期のムカリンガ[Mukhalinga](人頭のリンガ)がある。
ナン・シダ寺院
(ナン・シダ寺院、ワット・プー公式サイトより)
崩た古代クメールの道を南へ半時間ほど歩いた、ワット・プー寺院の草地の中にある。寺院は神殿の塔に沿って伸びる廊下から構成されており、12世紀初頭、アンコールワットと同時期に建てられた。
トモ寺院
(トモ寺院、ワット・プー公式サイトより)
この寺院はメコンの左岸、ワット・プーの正面に位置している。フエイ・トモ[Huei Tomo]、もしくはオウブモンとも呼ばれる。二つの高台から成り、プレ・アンコール期の美しいムカリンガ像(人頭のリンガ)の残骸がある。
タオタオ寺院
(タオタオ寺院、ワット・プー公式サイトより)
控えめな大きさのこの神殿は、外壁に囲まれた中庭にある、中央塔と別館から成る。離れた場所にある入口の建物を通り、中庭の東側中央から入ることができる。今も水がある小さな池が、外壁の外側、北東の方角にある。この配置は、13世紀のクメール王朝全土で建てられた、病院の祠堂の配置である。砂岩とラテライトでできた神殿は、広範囲に渡って崩壊しており、近くにあって筈の木造の病院は跡形も無い。