Teacher Quality Moderates the Genetic Effects on Early Reading

Post date: May 20, 2010 12:26:26 PM

この論文の議題は、「子供の読書能力は子供が生まれながらに持っている遺伝子、それとも子供を指導する教師の指導力のどちらに大きく影響されるのか?」ということであった。

研究者たちがフロリダの様々な環境下におかれている双子の子供達に、教師の質を変化させながら実験を行った結果、読書能力の差がでる原因については、遺伝子の違いによる影響が一番大きいということがわかった。しかし、仮に遺伝子的に良い素質を持っていても、教師の指導能力が欠けていれば子供の潜在する読書能力を伸ばすことができないということもわかった。

したがって、遺伝子による能力差を考慮しても、子供の読書能力を伸ばせるか否かは最終的に教師の指導力にかかっているということがわかり、これからの未来を担っていく子供たちを育ててゆく教師の職務の重要性をあらためて感じることができた。