UWSC(Windowsアプリ)
UWSCは、マウスとキーボードの操作を記録して再生することができるWindowsアプリケーションです。操作はBasicに似たスクリプトとして保存され、スクリプトを直接編集することで拡張が可能です。スクリプトからCOMオブジェクトやDLLを利用することもできるので、工夫次第では様々な用途に使えます。フリーウェアとしてのUWSC(Free版)とは別に、上位版のUWSC Proもあります。
UWSCを実行すると、図のダイアログが表示されます。右から2つめのボタンをクリックすることで、操作の記録を開始します。例として、Windows標準のメモ帳を起動し、hogehoge.と入力し、text.txtとして上書き保存し、メモ帳を終了するといった一連の流れを記録したスクリプトを以下に示します。
id = GETID("スタート", "Button", -1)
SLEEP(1)
CLKITEM(id, "スタート", CLK_ACC or CLK_BACK)
id = GETID("スタート メニュー", "DV2ControlHost", -1)
CLKITEM(id, "すべてのプログラム", CLK_ACC or CLK_BACK or CLK_MUSMOVE)
CLKITEM(id, "アクセサリ", CLK_TREEVEW or CLK_LEFTCLK)
CLKITEM(id, "メモ帳", CLK_ACC)
id = GETID("無題 - メモ帳", "Notepad", -1)
SLEEP(1)
SENDSTR(id, "hogehoge.", 1, True)
CLKITEM(id, "上書き保存(S)<#TAB>Ctrl+S", CLK_MENU, True)
id = GETID("名前を付けて保存", "#32770", -1)
SLEEP(1)
SENDSTR(id, "test.txt", 2, True)
CLKITEM(id, "保存(S)", CLK_BTN)
id = GETID("名前を付けて保存の確認", "#32770", -1)
SLEEP(1)
CLKITEM(id, "はい(Y)", CLK_BTN)
id = GETID("test.txt - メモ帳", "Notepad", -1)
CTRLWIN(id, CLOSE)