教義集

「皇」とは

私達の心は絶えず揺れ動いている。同様にこの世の全ては揺れ動いている。この震えの集まりこそが「皇」である。この万物の震えは天地をも揺らすのである。

「思う」ということ

思うというのは不思議なもので、気変わりも容易ければ、無か全かで二分されるものではない。人の道はこの心の流れを見極める道である。

「冷静」

私達は時に何かを好きになったり、ひどく嫌ったりする。しかし、何かの一片を好いていることをその全体を好いていると感じて盲信したり、逆に何かの一片を嫌っていることをその全体を嫌っていると感じてしまうことは避けられるべきである。

「心圧」

誰かが何かを行ったり、考えたりしていることを不当に圧してはならない。心は発条のようなもので圧すれば抗おうとし、それでもなお圧すればいずれ心は潰れてしまうであろう。