Post date: Jan 8, 2011 4:58:30 AM
● 前章とかで、銀河系と電子雲がよく似ている、fatacyはこのことを意識していると話しました、原子核とそれを取り巻く電子雲の関係(液相と気相の接点:銀河系では事象の地平面に似ている)は宇宙の最大のミステリーと考えています、私の青年期では膨張する宇宙とかビッグバン理論の説明をよく聞かされましたが、今になって振り返ってみると、人体が原子で構成されていることが一面的な見方に関係しているのではないかと考えています、感覚器によるセンシングデータは網膜を経由して外界、主に気相の情報を入手しています、言わば、感覚器は液相(固相は液相の一部で温度パラメータに依存する)で形成されたツールだということです、
● ここで視点を変えて銀河間空間から、これら銀河という液相を見る観点もあるのではないかと考えると、そもそも引力、重力が支配する天体の運行も、天体の間に真空やプラズマなどの気相が存在するから液相が分離して認識できるのではないのでしょうか、「真空は基本的に斥力をプロパティに有している」、さらに、懸案だった真空は移動するのだろうか、という疑問にも解決の糸口が見つかりました、答えは、真空は移動しません、唯一例外として、液相の内部の真空は移動できます、
● さて、液相の内部の真空とはどのようなものなのでしょうか、最も悩ましいのは、ガンマ線を物質(場所によってはエネルギー密度が高く物質のように振舞う)とみなすか、量子状の光子を移動させる真空は光の振動に乗って移動できる、従って、光子重力軸に沿って(重力波も含みます)真空は移動している、さて、残された移動しない真空とはどのような存在でしょうか、端的にダークエナジーや暗黒物質が相当しそうですが、もう少し深く追求してみます、移動できる真空と移動しない真空のマダラ模様がイメージできるでしょうか、私は移動できない真空が宇宙のマザーと考えていますが、
● これまで何度か取り上げた宇宙黒体輻射は、この場合移動する真空の中でも最も緩やかな性質を持つことになります、それでもヘリオポーズ近辺での輻射強度であり、銀河間真空は移動しない真空と考えています、ここに、絶対0度以下のエリアを想定しているわけです、移動しない真空とはインパクトがありすぎ、すぐには消化できない考え方なので、その存在の役割辺りから攻めてみます、
● 昨日でしたか、地球の内核と外核について掲載しながら、軽く見過ごしていたのですが、旬な話題がとびこんできました、恐らく天体の運行の主要なメカニズムに関係していると考えています、内核がアバカス・リングとして銀河の回転を伝え、外核が重力デュアル・リングとして引力作用を及ぼす、このような仕組みがゆっくりと明らかになるようですね、英語ですがNASA関連の記事から引用します、
● 次々とニュースが飛び込んできて落ち着いて赤方偏移のことを書けなくなっています、とりあえず、次の記事は重要視していますので、全文引用します、
月の内部に含まれている水は、数十億年前に彗星(すいせい)が衝突してもたらされた可能性が高いことが分かった。北海道大と米国の研究チームが米アポロ宇宙船が持ち帰った月の石に含まれる水を詳しく分析。地球の水よりもハレー彗星や百武彗星などの水に近かったという。9日付の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に掲載された。
月は45億年前、地球に火星ほどの大きさの天体がぶつかったとき、地球からちぎれてできたと考えられている。
ところが、北大理学部地球科学科の圦本(ゆりもと)尚義教授らによる月の石の分析では、水に含まれている水素と重水素の比率が地球の水と明らかに違っていた。月の形成時に地球にあった水は、地球の重力が大きく、多くが地球に残ったらしい。月が形成直後のどろどろに溶けていた時代に、多数の彗星が衝突し、水が取り込まれたという。(東山正宜)
● 以前掲載したのですが、太陽系では太陽が生成する物質は地球を通り越して循環していると話しました、イメージとしては太陽内部で酸素が核融合で生成され、太陽風に乗って放射され、ヘリオポーズに到達します、その過程ではほとんどの物質は冷やされ、生成された酸素も太陽近辺の高温部を通過した後、水素と結合し、プラズマ状の水蒸気から水、氷と変化します、ヘリオポーズの彗星は長い年月をかけ太陽の重力で落下するものもあります、地球や月は両方向の水、すなわち、放射される水蒸気と落下する彗星にジャブジャブと洗われている状況と考えています、
● 銀河系の中で恒星を中心とした、ちょうど太陽系とヘリオポーズは細胞のように振舞うみたいです、ですから、彗星は外部恒星の資材もヘリオポーズを通過して地球に届けていると考えます、銀河系が恒星エリアで区切られたモザイク状というか、まるで生命の細胞ののような物質循環が存在するようですね、銀河生命体論にまつわる話は、これも奥が深く、先が長いので今はこれくらいにしますが、前章で銀河系の斥力、引力を導入した結果、雄銀河と雌銀河の分類をするようになるのでしょう、これも前章に掲載した記事によると、遠方銀河が逆相でジェットを吹き出していて、天の川銀河に近い近傍エリアでは順相が多く見受けられるとのことです、また、成長した古い銀河に順相が多いとすると、この考え方もここから飛躍しますが、ティトム天球の外縁部が逆相で若い銀河、中心近くが順相で成熟した銀河の構図が浮かびます、ティトム天球が卵に見えてきました、いつか割れてしまうのでしょうか、
● さて、本題に戻ります、移動する真空と移動しない真空、私の考えでは、移動しない真空が、例えると寒天のようにあるとします、その中を移動する真空が光や重力波で、この寒天を切り裂いている状況が天の川銀河の近傍エリアではないかと考えます、寒天の中を超新星爆発の矢が一本の針のように通過し、その後は何食わぬ顔の寒天がじっとしている、ところで、この時の矢の長さは光のパスルに例えて、長いものでは数億光年になる場合もあるようです、これも何年もまえからの宿題でしたが、赤方偏移、この矢の先端が寒天を突き抜ける時の抵抗ではないかと考えます、すでに私の思考はほとんど量子的観点で発想しますから、移動しない真空の中を移動する光や重力波が、移動する真空を伴って駆け抜けるこれが赤方偏移の姿かと考えます、
● お久しぶりです、約一ヶ月日常生活に忙殺されていました、ところで、この一ヶ月の進化を開示します、斥重力理論を分かりやすく説明できるかと思います、下の写真から始めます、
ハンマー投げ Hummer throw
Planet gravity
● 両者に共通の概念は遠心力です、回転する系における慣性力の一種とされています、ティトム理論では「回転ありき」ですので、上のイメージのハンマー投げの選手が数十億年ハンマーを回している姿を想像します、これが下のイメージの太陽と惑星の関係です、永遠と思われる時間回転している存在(物質)には重力と遠心力が働きます、斥重力理論ではこの場合の遠心力を斥力、と考えます、回転している状況に限定された慣性力ではなく、回転が存在し、重力と斥力が働くと考えます、このように考えるとこの永遠と思われる回転の中心にアバカス・リングが働くと考えます、話題を変えて、重力の大元である、ヒッグス機構の話に移ります、次に引用するページは秀逸なので、ぜひ何度も目を通してください、
-----------------------------------------------------------------引用開始
ゲージ理論ではラグランジアンに最初から質量を導入するとゲージ不変性を破ってしまうので、物質粒子も媒介粒子もその質量を0にとっておく必要がありました。しかし、このままでは現実の素粒子を記述する理論にはならないので、ゲージ不変性を破ることなく、かつ最終的に観測に一致する理論を導く必要があります。そこで、自己相互作用をする中性スカラー場として次のようなラグランジアンをとってみることにします。
(1)(1)式においてμ2 > 0 とすると、これは質量μのスカラー場が四体相互作用している理論になっています。実際、(1)式からオイラー-ラグランジュ方程式を作ると
(2)のようになり、これはφ3をソースとする質量μのスカラー場φに対するクライン-ゴルドン方程式で、(1)式の最後の項はφ4相互作用を表してします。
図1:スカラー場のφ4相互作用
ここで、(1)式はφ→-φの変換に対して不変です。
また、質量項も含めたヒッグスポテンシャルV(φ)を(3)式で定義するとV(φ)はμ2の正負によって図2、図3のような形になります
(3)図2:スカラー場のヒッグスポテンシャル 図3:スカラー場のヒッグスポテンシャル
(μ2 > 0の場合) (μ2 < 0の場合)
ここでμ2 > 0の場合は、ポテンシャルの最小値(真空)は、φ=0のときですが、μ2 < 0の場合、μ2はもはや質量とは呼べず、単にポテンシャルの形を決めるパラメータであり、(3)式は質量0のスカラー場がV(φ)の下で相互作用する理論になります。そして、このときVの極限を決める式は
(4)ですが、この場合φ=0は極大値を与え、極小値は
(5)のときとなります。ポテンシャルの極小値(真空)を与えるφは+vと-vの2つあり、どちらを真空に選んでもかまいませんが、+vを真空に選んだ場合、φの真空からのずれをηとして、
(6)と表して、(3)式に代入すると
(7)となります。(7)式は質量がのスカラー場がη3及びη4の自己相互作用をしている理論になっています。(7)式はη→-ηの変換に対して不変ではありません。そして、新たに真空を定義し直した為にもとの対称性が破れて、質量が出現しています。これは、自発的対称性の破れと呼ばれています。
次に複素スカラー場に対するラグランジアンを考えてみます
(8)とすると、(8)式は大域的位相変換
(9)の下で不変となっています。
ここで、μ2 > 0のときは(8)式は前と同様に質量μの複素スカラー場の理論となるので、μ2 < 0の場合について考えてみます。複素場φを2つの実場φ1、φ2で表すと
(10)
(11) (12)となります。ここでμ2 < 0の場合を図示すると次のようなワインボトル型になります
図4:複素スカラー場のヒッグスポテンシャル
(μ2 < 0の場合)
そして、このVの極小値を与えるのは
(13)のときです。(この場合の真空は底の円周に沿って無限個)
真空として特にφ1=v、φ2=0を選んで、真空からのずれをη、ρとすると、
(14)と表され、これを(8)式に代入すると
(15)が得られます。そして、η場は質量を持ち、ρ場質量0となります。(15)式の第4項以下はこのηとρの相互作用を記述しています。また、最初に持っていた位相変換不変性は自発的に破れています。このように連続な対称性が自発的に破れると質量が0のスカラー場が出現します。そして、このとき出現した質量0のスカラー場は南部-ゴールドストンボゾンと呼ばれています。この南部-ゴールドストンボゾンは質量0である為、これは遠距離力となり、新たな相互作用を導入する必要がでてきますが、現実にはそのような相互作用はないので、これを理論の中から消す方法を検討しなくてはなりません。
そこで、大域的位相変換不変性を局所位相変換不変性に変えて議論をしてみることにします。ゲージ場Aμを導入して、
(16)の下で不変なラグランジアンは、共変微分Dμ=∂μ-igAμを用いて
(17)と表せます。ここで、μ2 < 0の場合をとってとおくと、φの真空期待値はとなるので、スカラー場H(x)を導入し、φをこのまわりで展開すると (18)となり、これを(17)式に代入すると
(19)を得ます。(19)式は質量のスカラー粒子と質量gvのベクトル粒子が互いに相互作用をする理論となっていて、南部-ゴールドストンボゾンはどこにも現れなくなりました(南部-ゴールドストンボゾンの自由度が質量を持ったベクトル場の縦波成分に変化)。
ここで、導入したスカラー場H(x)はヒッグスボゾンと呼ばれていて、このように局所ゲージ不変性の自発的対称性の破れによってベクトル場に質量を持たせる機構をヒッグス機構と呼びます。
そして、ゲージ理論を現実の現象に当てはめる為には、ヒッグス粒子の存在は必要不可欠となります。しかし、現在ヒッグス粒子は発見されておらず、そのポテンシャルの形も実際にはわかっていません。その意味では、現実のゲージ理論は未知な部分を全てヒッグス機構に押し込めただけであると言っても過言ではないでしょう。
ところで、ヒッグス粒子の質量の上限は理論的には約1TeVと予言されており、下限はLEP2の直接探査から113.5GeVという値が得られています。この為、実験的にヒッグス粒子を探索する場合100GeVから1TeVの範囲で探索することになります。
ヒッグス粒子の主な生成過程には、
のようなものがあります。そして、このヒッグス粒子は主に次のようなモードで崩壊します。
質量が80Gev~130GeVの場合
質量が130Gev~800GeVの場合
質量が800Gev~1TeVの場合
このとき生成される粒子の殆どは終状態に荷電レプトンを含みますが、その中でも特にミューオンは物質中を進む距離が長い為、高いS/N比で検出することができます。
そして、このヒッグス粒子の探索において最も有力なものに、2005年CERNで稼動予定のLHCに設置されるATLAS検出器があります。このATLAS検出器は全長44m、高さ22mと非常に巨大であり、内部検出器、電磁カロリメータ、ハドロンカロリメータ、ミューオン検出器から構成されています。そして、陽子-陽子衝突反応によって生成されるニュートリノ以外の全粒子を検出することができます。
-----------------------------------------------------------------引用終了
● 赤い字で強調した部分は次の話題のポイントになるので修飾しました、上記論文の一部にアバカス・リングが描かれているので参考にしました、結論から述べますと、CERNの実験ではヒッグス粒子は発見されないだろうと考えています、エネルギー密度の考え方、「重力ありき」の考え方では粒子に余りにも主眼を置きすぎ、真空に対する観点が不足していると考えるからです、以前、ビールの泡の写真を掲載したことがあるのですが、極論すると、泡(この場合粒子)と泡をぶつけて、ビールの香りの話をするようなもので、粒子を包んでいる真空に対してアプローチの方法を考えなおさないとならないと考えています、もちろん、ハンマー投げのワイヤーが切れる瞬間を超新星爆発と呼んでもよいのですが、宇宙での重力と斥力はイーブンであると考え、超対称性の考え方ですが、「銀河ありき」ではないと考えています、銀河とは粒子とワイヤー(重力)が回転している真空の一時代にすぎないと見ています、より深く大きな存在として、移動しない真空が浮かび上がるわけです、では、アバカス・リングの姿を描いてみます、ワインボトルの底面の円が真空であることに神経を払っています、
+ 重力のポテンシャル + 斥力のポテンシャル
● 私たちの真空は、移動する真空の側に含まれ、移動しない真空との界面で閉じている(外側の事象の地平面)と考えます、そこで、ブラックホールに近い内側の事象の地平面として、両図を重ねたイメージがアバカス・リング及び重力デュアル・リング(真空のひずみ)と考えています、
● 人類の英知を賭けたCERNの大型ハドロン衝突型加速器ですが、重力波の検出装置といい、誠に残念ですがビールの泡に負けてしまうのでしょう、しかし、LHCからはティトムサイドに向かう実験結果が数多く発見されるでしょうから、それはそれで意味があるのですが、ヒッグス機構が仮説に終わるのはとても残念です、真空のひずみを粒子状に理解しようとしたことに無理があったのでしょう、気をとりなおして重力デュアル・リングの二つのリングがなぜ二つのペアを構成し、それぞれの役割が何なのかを考えてみます、一方が引力で、もう一方が斥力と区分けすれば良いのでしょうが、もう少し深く考えてみます、天の川銀河の中心のブラックホールからのワイヤーが切れる瞬間が在るのかどうか、このことは大切な未来の出来事だろうと思いますので、
● 本章の開始の部分のイメージに、inner core、と描かれてますが、惑星内部では内核がアバカス・リングで、その外核が重力デュアル・リングに相当すると考えます、惑星の公転や自転を制御する機構になるのでしょう、大きく構えると、天の川銀河のブラックホールからそれぞれの存在のサイズに合わせて、太陽とか地球、月などが回転のおすそ分けを受け継いでいる、こんな姿ですがいかがでしょうか、
● そうですね、見える世界の原理についてはほぼ納まってきているのですが、とんでもない重荷を背負ってしまったようです、「移動しない真空」の扱いです、これからは「ダークスペース、darkspace」と呼ぶようにします、ダークマター、ダークエナジー、日本語で暗黒物質とかのグループではあるのですが、ダークスペースは別格です、皆目見えません、しかし、この考えに立ち向かう一つの道具は、みえている物、存在はみえていない物に支えられている、今のところこれしかありません、実際、ミリからミクロン、ナノと順番に素粒子に至るまでそれらを覆う存在がありました、アインシュタイン博士の光が曲げられる現象に関して、それを支える存在が必要である、このような使命感に燃えてはいるのですが、ティトム理論のクライマックスに届こうとしているのですが、次章15章でチャレンジしてみます、しかし、前章の順相、逆相のストーリーはスッキリしています、宇宙の地平線が見えてきました、では、次章でお会いしましょう、
This book follows the principle described in Gamma Stealth and summarized more concrete examples as "axioms"
Time and temperature were defined by vacuum generated by Gamma Stealth, magnetism and highly compatible vacuum for humanity
Although it is difficult, I attempted to explain various laws focusing on time and energy
We pursued deeper by giving case examples of Super-Symmetry and Absolute-Rationality
We are intensely editing, soon to be released