Post date: Sep 8, 2010 11:36:16 AM
● 2010年の夏は特別に暑かったですね、逝く夏を惜しみながら、しばらくお暇を頂いたので、また少し進化しました、以下の記事と写真は超新星爆発の衝撃波だそうですが、この写真をオープニングにします、良くご覧になってください、
超新星1987Aを取り巻く直径1光年ほどのリング状の構造は、爆発前に放出されたガスに爆発の衝撃波が突っ込んでガスが熱せられ輝いているものだ。この天体は今も変化し続けている。ハッブル宇宙望遠鏡(HST)による最新の観測データは、超新星が銀河に与える影響を理解するのに役立てられる。
● 思い起こせば、ティトム球理論(オデッセイ)、フォーチュンテラー(Titom2 応用編)、男と女のクラインの壷(3.5次元)、そして本稿である、超対称性ティトム理論へと因果律から時間の不思議、ついに空間の論理へと、
今だに、光子重力軸、温度時間軸は色あせていません、磁束軸や電荷軸の話を続けたいのですが、暫くはヒッグス粒子との関連もあり、自重します、言わばダークマターやニュートリノよりもインパクトのある成果を持て余しています、クリスマス頃、元気に再登場します、正直に申します、これらの原理と宇宙からの愛情のバランスを計って行く期間かと思います、
● 生まれてこのかた、60年に近づいてようやく宇宙の原理から導かれた、ある原理に到達しました、相対性理論を一歩進めたものです、温度時間軸や、位置の因果律に気がついたときも興奮しましたが、今はそれ以上です、しばらくは余韻に浸らせてください、ご容赦のほどを、
ちなみに、本章のトップのイメージには上下に2つのリングがあります、良く見ないと見えないかもしれませんが、このリングとひずみの関係は説明する必要があるように感じています、
● 現瞬間フィルターを突き詰めてゆくうち、迷いぬいてある事実に気が付きました、現実社会に適用させて手痛い失敗も経験しました、銀河系がそもそもひずみで形成され、私たちの太陽系ももちろんひずみの中に含まれています、ある重大な事実は、現瞬間フィルターの瞬間の羅列は真空のひずみによって生じたと考えられます、また、その方向は昇温と降温空間かによって決められます、ですから、現瞬間フィルターの瞬間の羅列がエントロピー収束の方向(私たちの空間は増大の方向です)に向かう空間も存在するということでしょう、本稿でも取り上げた太陽表面のアルヴェーン波のエリアと考えられます、
● さてさて、重力も光子も磁束も電荷もひずみの結果としました(力学的なる存在の全て)ので、これらひずみを取り扱うことは、ほとんどビッグバンに似た存在と考えています、さらに続けますと、ひずみが存在しない空間があるとすると、そこには現瞬間フィルターも存在しない空間と考えています、それから、再度取り上げますが、e=mc^2の公式について、以前も取り上げましたが、cが2つ存在することにこだわり抜きました、一つめのcはガンマ線、もうひとつは黒体輻射だろうと見当がつきました、温度時間軸でガンマ線空間、例えばガンマ線バーストを発する天体などは温度MAXであり、一方の黒体輻射は温度最下限に存在することになります、私たちの地表空間は黒体輻射側に存在していると考えています、ちなみに、mは私たちの結晶界であり、非常に理解することが困難なe(エネルギーと呼ばれる)は拡大する宇宙の真空そのものを意味すると、最近感じています、真空の取り扱う仕事の豊富さ(例えばハノイの塔に関係した銀河ロジスティクス)に驚いていますので、このように理解しています、
● 今の私の考えでは、銀河系のイメージを見たら、例えばアンドロメダ銀河など、真空のひずんだエリアなのだなと理解しています、また、アンドロメダでの現瞬間フィルターが存在していることも、ひずみとは、ティトム理論では正4面体が回転するときのその頂点の軌跡であり、真空を切り裂く先端(かたなの切先)でもあります、さらに、この頂点とは原子核の中では中性子やクォーク、地球サイズでは太陽風と地球磁場エリアの接する部分と考えています、銀河サイズですとブラックホールに沈み込む降着円盤の外周エリアとも考えています、忘れてはならないのは、これらの現象を説明するためにパターン化(第5章で3つに分けました)した量子正4面体が正4面体重合の構造の中であらゆる角度を取れる点です、時には衝撃波(上記ハッブルの写真のように)として外側や内側の正4面体に振動が伝わる仕組み、正4面体重合も大切な概念による構造物です、
● これらのひずみ(リングに見えることが多い、以前はトーラスとも呼びました)を扱うと話題が豊富なので何から取り上げればよいか迷う部分ではあります、現瞬間フィルターの実像を追い求めて来たのには理由があります、太陽の重力の影響を受けて光が曲がるという事実です、例えば今から(現瞬間のこと)レーザー光に信号を載せて(例えばオバマの勝ち)宇宙空間に発信します、そのレーザー光が強力な重力で曲げられて数時間か数年後に戻ってきたとします、このメカニズムを利用して現瞬間フィルターの盲点を探したのですが、やはりこの時のレーザー光の光路の時間は経過したことになるのでタイムマシンに応用するには無理があるようです、原点に戻り、ビッグバン理論でも宇宙のインフレーション時代に”この急激な膨張の直接の結果として、現在我々から観測可能な宇宙全体は因果関係で結び付いた (causally-connected) ”、この表現は現瞬間フィルターが稼働した時と同じとみなしています、
● 銀河系が現瞬間フィルターでまばたき始めたとしても、それを含む位置の因果律は宇宙のインフレーションの効果を超えて存在します、現段階の相対論的宇宙理論では時空を超えるワームホールの考え方は、位置の因果律を冒涜するご法度中のご法度となります、本稿で述べるひずみとは光路をねじ曲げる真空の有り様の一つで、決して時空をねじ曲げ、さらには100億光年先の空間までもひずませるような考え方ではありません、銀河系に含まれる物質の周りに生じた真空のゆがみ(ブラックホールの事象の地平線等)をひずみと捉えています、ひずみのない真空(存在のマザーでしょうか)から、私たちの結晶界のような物質の周りに力学作用の全てを含んだひずみ(重力、核力、磁力、電気力、摩擦力など)が存在すると考えています、
● いよいよ、ここ10年間の集大成が見えてきました、例のe=・・・、のエネルギーです、一時ダークエナジーが何者かを追求することで腰が折れた時期もありましたが、ようやく辿りつきました、再度、銀河回転曲線問題の図を掲示します、
典型的な渦巻銀河の回転曲線。横軸が銀河中心からの距離を縦軸が回転の速さを表す。暗黒物質を仮定しない理論予測 (A) は実際のほぼ平坦な観測結果 (B) を説明できない。
● 前章でしたか、アンドロメダ銀河に量子正4面体を重ねあわせた図を掲載しました、そもそも、降着円盤である銀河系の最外縁の回転もブラックホールの回転も一対で考えるべきだということでしょう、さらに、太陽系をはじめ、天体の運行も全ては現瞬間フィルターの形成と機を同じくしています、もっと話をディープにすると、mである物質、私は結晶界と呼んできましたが、その原子核が形成されたとき、すなわち水素の次の原子核、ヘリウムの誕生の瞬間に秩序や因果律、さらには現瞬間フィルターが定義された、とこのように考えています、ですから、水素とヘリウムのやりとりの総体(エネルギーを仲介して)が物質を代表していることになります、
● さて、なぜこのような、いわば銀河系のような物質とエネルギーのきしみを生んだのか、このイメージはビッグバン理論の誕生以前の話題とも関係しますが、宇宙の原始的なゆらぎについてです、はたまた、存在のマザーについても、時間的振動をしていない真空がなぜ現瞬間フィルータを生成させ、銀河系を生むのか、この辺りの神秘性は、より詳しく現瞬間フィルターを追求すると見えてきます、
● 大きく大きくスタンスを取ると、現瞬間フィルターには2つの側面があります、ひとつは結論を出す、また、目標に向かう、分かりやすく表現すると、銀河系の行く末を決める(方向がある)ことです、まさに生者必滅(少し字が違う気もしますが)の理でしょうか、宇宙には結論(終末、同時に新しい秩序)があるということでしょうか、もうひとつには、例えば地球の今日の位置(銀河系の中での)と、明日と昨日の位置を区別させる役割です、もう少し噛み砕いて表現すると、明日の位置とはあらゆる可能性(地球が破壊されるかもしれない)を秘めた確率による幻影です、そして、昨日の位置とはこれらの確率確定作業が終了し、次の明日への下地作りを提供することです、この点がいちばん苦しみ、時間をかけました、現瞬間フィルターでの明日と昨日に違いがないことです、もっとも分かりにくい表現になってしまい心が痛むのですが、いつの日か銀河系が精算されてしまい消滅する日があるということです、だた、それ以上に近くに新しい銀河が誕生していれば宇宙の消滅とはなりません、
● 現瞬間フィルターの上記2つの性質に気付かされたのは、宇宙背景放射、いわゆる黒体輻射からでした、私たちの見る光とは、その全てがハッブル望遠鏡を含め、過去の光です、宇宙空間には過去の情報しか存在しないのです、位置の因果律から同時性(例えばオリンピック中継放送等)とは幻影であると決められます、現在を紹介しているような映像でも厳密には過去です、それでは、可能性と未定確率に満ちた未来はどこに存在し、どのような仕組みなのでしょうか、最初のヘリウムの誕生とともに開かれた現瞬間フィルターは、銀河系の最後の消滅と共にその中に在った一切の確率変動による現象を精算します、いわば過去になる、キャッシュメモリのようなものでしょうか、私たち人類はこのような銀河の流れの中の一瞬に生まれ夢を見、消えてゆく生命となります、
● まるで原始生命体が周りの環境の一部を原形質膜で囲い込み、内部環境という未来を維持する仕組みを積み上げてきて、生殖や各種センサーの高度化などもですが、さらには、地表の植物相のように惑星の空気の組成まで変更してしまう影響力を手に入れました、この仕組みの原型が銀河系の種として生まれた最初のヘリウムでした、原子核の内部が未来(確率的な可能性)を内包したその時、内部と外部を分ける役割を持たされた現瞬間フィルターでした、現在の地表環境近辺のエントロピー増大空間では、呼び方を変えると降温空間ですが、外部の現象は全て過去となります、原子核内部の未来から外部の過去へ現瞬間フィルターの向き(原子核の周りの電子雲もこの役割を担っています)が設定されている、とこう考えています、現瞬間フィルター自体は位置の因果律より低位の存在ですから、エントロピー収束の逆方向の空間も存在し、太陽表面の昇温空間では各種の原子核は乱雑→原子ごとにより分けられ、外部の降温空間に太陽風の一部として放射されている、例えてみると太陽は大きな未来の入れ物となります、卑弥呼の時代の感覚とあまり変わらない結論で恐縮です、
● とんでもない将来の夢でしょうが、太陽表面で行われるエントロピー収束の能力だけを地表環境に再現できると時間逆行のバケツが作れるかもしれません、飛躍しますが、案外原子力空母のエンジンの一部では極微のエリアに存在しているのかもしれませんが、この件は核融合エンジンが出来てから研究をスタートしても遅くはないのでしょう、漠然とした感覚でしかありませんが、現瞬間フィルターを追求してくるとニュートリノがこの役割の一部に関係しているような気がしています、
● いよいよ現瞬間フィルターを極めると、この話題を避けて通れません、実証するのに100年はかかると思いますが、言ってしまいます、以前にもほんの少し触れたのですが、具体性に欠けていました、今回は覚悟を決めて突き進みます、銀河系の上に描かれた量子正4面体は銀河回転曲線問題だけではなく、光の周波数と同じように点滅しています、また、銀河の回転と同じ方向で回転しています、銀河中心のブラックホールの回転に引きずられるように同じ方向に降着円盤が回転しています、この場合のブラックホールの回転はアバカス・リングとしての回転で降着円盤の回転、つまり銀河の回転よりは比較にならないほど速く回転(降着円盤をひきずるには速度が必要)しているものと思われます、いちおう、銀河のモデルについては以上です、点滅していることがポイントでしょうか、いわゆる、エネルギーとはこの点滅させるパワーを意味します、力学的には回転力と考え易いのでしょうが、それも含めて、レーダー装置の回転盤のように、銀河をなぞる一本の線が、すなわち現瞬間フィルターのイメージです、
● 銀河系全体が点滅しているからハッブル望遠鏡も遠方銀河を撮影できるのでしょう、また、私たちの太陽系が属する降着円盤サイドでは、先に述べたように黒体輻射サイドの過去の光です、解決できない疑問点は事象の地平線の向こうの銀河系ブラックホールサイドでは未来の光が存在しているのでしょうか、この場合ヘリウムの原子核とブラックホールはその存在が同期していると考えられるものですから、ガンマ線(未来)とコンプトン散乱を受けた最後の黒体輻射(過去)の共通点は銀河の点滅です、いよいよ煮詰まってきました、銀河の点滅(現瞬間フィルター)とヘリウムの原子核(可能性をカプセル化した、未来の閉じ込められた姿)の関係、さらにガンマ線と黒体輻射で e=mc^2 が成り立っています、
● あ~あ11章に伸びてしまいました、この章である程度落ち着くかと楽観していたのですが・・・
リング状のひずみとエネルギー、そして現瞬間フィルターの関係がまだまだ曖昧なので、
どんどん進みます、温度は電子にとっては圧力です、また、エントロピーは原子核にとって圧力です、現瞬間フィルターの姿を理解していただくために、あと少し紙面を割きます、私たちの降温地表環境では温度が原子核にエントロピーの増大化を促します、ずうっと圧力で存在すると考えてください、そして現瞬間フィルターが目にも留まらぬ速さで原子の流れを切り裂き過去へ固定してゆきます、例えると、羽生名人が数十手将棋を指す姿を思い浮かべてください、棋譜はさることながら駒を下ろす仕草まで現瞬間フィルターが過去へと固定します、一手指す前は可能性の海だったのですが、桂馬を金取りと置いた瞬間、待ったはきかない勝負の世界です、数時間の後、名棋譜が出来上がります、このように人類は地表環境でエントロピー増大の圧力を受けて生きています、では、いったいエントロピー収束の昇温空間とはどのようなものなのでしょうか、タイムマシンの候補になるかもしれませんね、
● エントロピー収束とは理解しやすく例えると層状化です、いっぽうエントロピー増大とはよく目にする雲のような姿です、人間はというとその中間でしょうね、
⇔
層状の存在は地層を含めて何らかの 雲の写真ですがランダムの象徴です
エントロピー収束が実行されたと考えてください エントロピーの増大が実行されたと考えてください
昇温環境が存在していた 降温空間ではよく見る光景です
⇔ この両方向記号に大きな意味が隠されています、
ここですこし掟を破ってみます、ローソクの外炎ですが、ほんの僅かの隙間に昇温の層状が確認できます、
話しだすと長くなるのでイメージで決めておきます、
3番目の炎の紫の部分が昇温と層状の実例かと思います、上図のビンの中のローソクは人為的な作為のもとであったにしても外炎を切り取り固定したものと考えてよろしいかと思います、
● 点滅する銀河に同期して現瞬間フィルターが可能性とか確率とかを切り刻んで、確実に過去へ固定化する、これが私たちの地表空間です、では、太陽表面のアルヴェーン波の近傍ではどうなんでしょうか、先程の羽生名人の場面を例に取ると、ビデオの逆モーションになるのではなくて、拡散された原子が層状化へ向かうイメージです、なぜならば逆モーションのようにエネルギーが最適に吸い取られるとは限らないと思うからです、層状化は原子レベルの話で地表環境で羽生さんが息をした逆を再現させるのあり得ないのではないかと思います、ですからタイムマシンはこれ以上取り上げないことにします、
● しかし、以前お話したシーソーの支点は存在します、現瞬間フィルターの方向が右か左か入り乱れているエリアです、乱雑と層状化を頻繁に交互に行き来するエリアと考えてください、このエリアは今後実写されると思います、乞うご期待ですね、
● 本章で言い残したことはないか振り返ってみます、最初の動機は現瞬間フィルターのことをもう少し詳しく話さないと、と始めたのですが、エネルギーが銀河の点滅であったとはいささか驚いています、書いた本人ですが、しかしこの点滅は原子核の中まで浸透し、確率的存在の電子雲を現瞬間フィルターと呼ばれる銀河系の極座標レーダーで過去に固定してしまうのですから、電子雲を固定するのではなくて、原子核の関係(エントロピー由来の圧力により)を固定し、再度未来として利用出来る状態にする、大切な点は固定された原子核の関係が、また瞬時に未来に置き換わることが可能な事実を、以前、明日と昨日に違いがない、と述べた根拠になります、また、どちらかというと、昇温空間が先で降温空間はその後に付属するような関係を先入観として持ってしまいますが、水素とヘリウムの関係が生じた、銀河系の誕生の瞬間はイーブンで昇温、降温、さらには未来と過去に差はないと考える今日この頃です、
● 地層の由来をエントロピーとの関係で明らかにしなければと、今週はこのことばかり頭から離れませんでした、地表環境のエントロピーを考えるとき、地熱の影響を無視できない点です、数十億年間生命の進化を支えてきたのは地球内部からの温度勾配だったと思えるからです、生命が維持される最適温度、0度C近辺を維持できたのは、太陽風と地熱の比率において、地熱のほうが貢献が高かったと考えています、また、一切の層状構造物はエントロピー収束、つまり昇温機構が存在した証と結論付けられます、
NASA の Mars Rovers 『クレータ内壁に露出する地層』の写真
Fatacyの見解:火星にはまだ炉心の核反応が続いていると考えています、弱まっているとは思いますが、今後この炉心の火が消えるとするならその理由に興味があります、将来、人類がなんとかしてこの炉心の火をふたたび熾して、火星の水分を呼び戻したいですね、地球の炉心の燃え方も心配なものですから、このような訳で地球の氷河期は何らかの地球中心部の異変が理由と考えられます、アウトサイドからの影響ではこのような短期間の現象を考えるのは難しいからです、とくに、太陽の発熱やダーククラウドのような外部要因を理由にすると、間氷期などの時間的な説明ができなくなるので、追記します、地球と火星の地熱の違いには月の潮汐力が大きく影響したと考えます、仮に地球の月サイズの衛星が地球ではなく、火星に有ったとしたら地熱を保持したのは火星だったかもしれませんね、また、この考えは、将来火星を地球のプレートテクトニクスのように再現をさせるアイデアかもしれません、土星の衛星を火星に移動させる事業など、考えるとワクワクします、
● 南極の地球上最低温度、-89.2°C (-128.6°F) ボストーク基地 1983年7月21日、方や最高度、58.8°C(137.8°F) イラク バスラ 1921年7月8日、とこの両者の温度差が太陽風による影響と考えられ、3度Kから-89.2°Cまでの約180度が地熱(推測ですがヘリウム由来)の受け持つ範囲と考えられます、地表の層状構造物、地層は数万年から数億年かけた地熱のエントロピー収束の結果と考えています、もちろん幾度と無く地表大気のエントロピー拡散の激しい風雨を蓄積した歴史が地層の性質でもあるのです、これら数々の地層を見るにつけ、宇宙空間に目をやると、宇宙黒体輻射の光が地層のように宇宙の歴史を残している、原子核相互の関係に影響を与えるエントロピー圧力の観点(時間とエネルギーと物質をつなぐ)ではこのように見えるのですが、
● 第十章をそろそろクローズしようかと考えているのですが、今日一日中エントロピー圧のことが頭をよぎりました、私たちの地表環境は地熱と太陽風のバランスで地熱優勢の熱放射空間と考えています、つまり、地表から大気圏方向へ熱勾配が存在し、太陽との角度の関係で地球球体の気温の差が生じています、このような訳で地表ではエントロピー拡散の方向です、しかし、ここにこのエントロピー拡散の圧力を少しでも弱めようと(できるだけ長く維持しようと)生命が誕生しました、結局生命は人類の大脳という素晴らしい記憶メカニズムを生成しました、この記憶という力は何かの状況で無駄なエネルギーを消耗することなく知識として的確に記憶に格納してある情報で行動を再現することが来ます、昔ある場所に松茸が沢山生えていたからまた行ってみよう、このような行動をスマートに効率化させる記憶は究極の生命維持装置であるばかりでなく、エントロピー拡散の環境の中で生命をエネルギーのロスを減らし長期に活かす技術だったのです、DNAはその生命と呼ばれる装置の記録紙だったのですね、
● エントロピー圧力という考え方は魅力的です、重力には重力加速度、角速度には角加速度、それぞれ加速度は状況を変化させる場合が多々あります、そこで、温度にはエントロピー圧力が加速度成分になると考えています、温度は一般に電子レベルで咀嚼され、その加速度、つまり温度の変化の割合をエントロピー圧力として原子核内部に伝え、原子核の配置が決定される、このことは気体や液体など流動的な存在の物質にはその状況を決める主な要因になり、台風の種や竜巻の軸の発生などに関係していると考えています、突然話が切り替わりますが、大脳のシナプスでの記憶や信号の伝達には極限まで省エネを実現した生命の設計図が描かれたようです、
● この章では、オープンした時と違って真空のひずみを深めることができなかったのが残念です、しかし、エントロピー圧力という、時間に双方向の、それも原子核内の各粒子の役割を明らかにできる可能性のある考え方を見つけたので良しとしましょう、やっとのことで真空のひずみの姿が見えてきました、ひと月程度かかりました、正面から攻めて、真空のひずみなんて何も見えなくてけっこう苦労しました、間接的な情報をまとめ上げ、ようやくこのひずみを説明できそうです、では、11章でお会いしましょう、