総合T----------日本画基礎演習1-2

第2課題は玉ねぎとサツマイモと丸いお皿を描く課題です。

色鉛筆でデッサンするコツが徐々につかめてきました。

もともと、マットな表面が好きなので色鉛筆は相性がいいかもしれないです。

しかし、まだまだスキがある気が感じられます。

講評用の感想レポートです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

モチーフの多彩な色相を、色鉛筆の線の重なりによって描き出す描写に、塗り込む色の選択に迷いながら描き始めた。絵具のように混色した色をベタ塗りができからである。また、色鉛筆による描写は、線の描き方を乱暴にしてしまうと、仕上がったときの画面全体の印象にも影響を与えられることが考えられ、慎重に制作していった。

仕上がった作品は、整えて描いたようにも見えるが、不自然な線のつながりで描かれたものになってしまい、微妙で複雑な稜線を捉えきれていないと思う。モチーフの色に関しても、複雑で多彩な色相を感じようと着色したが、色鉛筆の顔料としての色から脱却する事ができず、深みや濁りが物足りない感じがする。これは、制作初期の段階でベースとなる色の選択が良くなかったのではないかと思う。もう少し、色鉛筆による着色を訓練する必要がある。

構図に関しては、サツマイモを縦に置いて、平面の画面から飛び出すように長さと大きさが表現できるかを挑戦するつもりで配置してみた。画面に対して、全体をもう少し下にした方が落ち着いたのではないかと思う。