迎える為の7ステップ

1.

ロボロフスキーハムスターは、ハムスターの中では比較的長生きです。

2年半~4年のあいだ、こまめな観察と世話を続けることが出来るか、最初によく検討しましょう。

2.

ハムスターを実際に迎える前に、まずは下準備をします。

家のまわりに小動物を見てくれる動物病院があるかどうか、

旅行などの際に小動物をあずけられる場所があるかどうかを調べます。

そしてケージを用意し、飼育グッズをそろえます。

ケージの置き場所の風通しや、直射日光が一日中あたるような場所ではないこと、

夜中極端に冷え込んだり、振動や騒音にさらされる場所ではないことを確認します。

ハムスターを迎え入れる当日、あらかじめ数日分の餌と水をセットしておきます。

3.

ハムスターを購入する先は、近くに住む「ブリーダー」からにするのが、最も好ましいです。

個人の趣味で繁殖などを行っている人の多くは、自分の生き物達に対して熱意があり、

健康で問題の少ない動物を飼っている可能性が高いためです。

地域の他の愛好家との繋がりは今後飼育に関するアドバイスを聞くことが出来たり、

何かあったときに、短期間ハムスターを預けることが出来るという面でも、とても重要です。

いつも地元の人で賑わうペットショップ。地域で長く親しまれているかどうかも、お店の判断材料になる

4.

ペットショップからハムスターを購入する場合は、まずお店の中をよく確認して、全体的なお店への信頼度をチェックします。

具体的なチェックポイントは、

・ ハムスターは種類、年齢、性別できちんと分けられているかどうか。

・ 動物達にきれいな床材、食べ物、水がいきわたっているかどうか。

・ ケージ内が過密状態で、ケンカなどが頻繁に起きていないかどうか。

・ 若すぎる生きものを売っていないか。ドワーフハムスターの場合、

少なくとも生後5~6週間は経過しているものが好ましい。

・ シッポのまわりが濡れたように汚れているハムスターがいないかどうか。

そのような個体が一匹でも見つかった場合、伝染性の病気が蔓延している可能性があるので、

そのお店から生き物を購入することは中止します。

5.

健康な個体を選びます。主なチェックポイントは

元気さ。健康なロボロフスキーハムスターは活発ですばしこく好奇心旺盛です。

目の輝き。目やにがついている、過度に潤んでいる、濁っていたり、周りが赤っぽい瞳は病気のサインです。

耳のきれいさ。皮膚がカサカサとしていたりカサブタのついた耳をしたハムスターは避けましょう。

耳が裂けているハムスターは、もしかしたら攻撃的でケンカをよくする個体なのかもしれないので、避けたほうが無難でしょう。

ふかふかとしてきれいな体毛。しぼんだように見えたり、ところどころが禿げてしまっている個体は避けましょう。お腹側も確認してください。

ロボロフスキーハムスターはとてもきれい好きなので、毛が汚れたままになっているというのは何か重大な異常のサインです。

全身、細くつやがあり体にぴったりと張り付くような毛をしているハムスターは、飼い始めるには若すぎます。

既に大人になっているハムスターで脂ぎったような毛の状態になっているものがいますが、これらは砂浴びさせてやると改善することが多いです。

6.

ハムスターを持ち帰る時は、お店が用意する紙箱ではなく、

別途小さなプラスチック製の虫かごを買うか、持参して、それに入れてもらいましょう。

今までお店のケージで使われていた床材を少量入れてもらうことで、ハムスターのストレスを多少軽減することが出来ます。

7.

家に連れ帰ってケージに入れたら、餌と水が十分足りているか確認したのち、3・4日放置します。

連れて帰ってすぐに覗いたり話しかけたり、手に乗せようとするなどの行動はハムスターにとっては非常に怖いことで、

怯えてしまうかも知れないのでやめましょう。数日かけてゆっくり環境に慣れる時間を与えてください。

水は2日おき程度の割で静かに交換します。