一問一答 Q&A

Q. ロボロフスキーハムスターはどれくらい生きますか?

A. 平均2~3年半、長生きなものは4年くらい生きます。ロボロフスキーハムスターはペットとして飼えるハムスターの中では最も長寿な種類です。

これは、他のハムスターと比べずっと小さいことを考えるとたいへんユニークな特徴です。

Q. 砂漠から来たロボロフスキーハムスターに飲み水は必要ですか?

A. 飲み水は必要です。また水だけでなく、生の野菜など植物もよくあげるようにしてください。

現在ペットとして飼われているロボロフスキーハムスター達は「半家畜化」されています。

これは、本来砂漠で生き抜いてきたハムスター達より、人間の助けをより多く必要とするという意味です。野菜や牧草はいつでも食べられるように、水はいつでも飲めるようにしてあげましょう。

Q. ロボロフスキーハムスターは複数飼育できますか?

A. 可能ですが、言われているほど簡単ではないというのが、筆者の感想です。

一番問題が少ないのは同じ年齢、できれば姉妹同士の組み合わせです。

血縁関係がないハムスター同士でも、生後1~1ヶ月半くらいの間に同居を開始すれば、その後良好な関係を築く事が出来ることもあります。

しかし、子供の頃は仲良くしていても大人になるにつれて個性がはっきりしてきて、小突き合いを始めるケースや、一見仲良く見えても、実は一方が強いストレスを感じている場合もあります。

さらに、3匹以上の群れにすると徐々に力関係が出来上がってきてしまう(=いつもいじめられる個体がでてくる)ので、かなり広々としたケージを用意出来る場合を除いて、2匹以上のハムスターを同時に飼う事は薦められません。

複数飼育する場合は巣箱と巣材を匹数分入れてあげるなど、ハムスターが一人になりたい時、リラックスできるような工夫をしましょう。

複数飼育にはリスクがあります。一匹一匹の健康状態が把握しにくくなったり、個体同士の相性によってはケンカしてしまうことも有り得ます。

ハムスターの体にカサブタがあったり、ある一匹が他のハムスターに比べ明らかに痩せて来たりしている場合、何らかの問題が考えられるのですぐに単独飼育に切り替えましょう。

Q.飼っているロボロフスキーハムスターのおへそのあたりが黄色くなってきました。病気ですか?

A.おへそのように見えるのはにおいを分泌する「臭腺」です。

ロボロフスキーハムスターをはじめキヌゲネズミの仲間はお腹に臭腺をもっています。

特にオスは大人になってくると臭いの成分の分泌が活発になることで、まわりの毛の色が黄色っぽく変わる事はよくあります。

オスのロボロフスキーハムスターの臭腺

写真参考元 babykane

Q. ロボロフスキーハムスターは手乗りになりますか?

A. 個体が生まれ持った性格によって、手乗りになるものと、ならないものがいます。

幸運にも物怖じしない性格のハムスターを手に入れることが出来た場合は、コンスタントに手の上でお気に入りの餌(ヒマワリの種など)を食べさせることで、ハムスターが自分から進んで手に乗ってくる程度には慣れさせることが出来ます。

しかし本来臆病な種類のハムスターですから、くれぐれも無理強いはしないようにしましょう。

また、どんなに懐いたハムスターでも、突然の物音などに驚いて手から飛び降りてしまうことがあります。

ハムスターを手に乗せるときは床とハムスターの距離が15センチ以上にならないよう、注意しましょう。

Q. 今まで一匹で飼ってきたロボロフスキーハムスターに、友達を作ってあげたいのですが・・・。

A. 単独で飼われていたロボロフスキーハムスターは、新たに入ってきたハムスターに対して攻撃的になる事がよくあります。

今現在飼っているハムスターが既に1人の生活に慣れて安定している時は、そのまま単独飼育をしていくことをすすめます。

Q. ロボロフスキーハムスターと他の種類のハムスター(ジャンガリアン、キャンベル、ゴールデンハムスターなど)を一緒に飼えますか?

A. いいえ、出来ません。体の大きさが違うので、一番小さいロボロフスキーハムスターはいじめられてしまい、ストレスなどで病気になってしまうか、噛まれて深刻な怪我を負うかもしれません。

繰り返しになりますが、ロボロフスキーハムスターを複数飼育したい場合は相性に注意しながら同じ種類、できるかぎり同じ年齢、同じ性別(出来ればメス)同士で行うことがだいじです。