投稿日: Aug 30, 2014 3:30:2 PM
ご無沙汰してます。前の更新から2ヶ月が過ぎてしまいました。
ええとまあ、色々ありました。コンクールで金賞いただいたり、宿題に追われたり、テストがあったり、テレビで甲子園やってるのに学校始まったり...。
最近は雨ばっかりで、さらにプールの授業も始まったせいもあり髪の毛がえらいことになっております。
天パにはつらい時期です。
さて、今日お話するのは「楽式」についてです。(前回約束したので)
楽式というのは、そのまま楽曲の形式のことです。
前回お話していた行進曲は「複合三部形式」でした。
その他の楽式をちょっとだけ紹介しようと思います。
「グーチョキパーで グーチョキパーで なにつくろー なにつくろー」
なんて小さい頃歌った記憶はありませんか?
こういう遊び歌や童謡なんかに多いのが、「一部形式」です。最も単純な形式です。
そして「春の小川」や「荒城の月」、「故郷の人々」など音楽の教科書にでてきたこれらの曲は「二部形式」です。
二部形式は様々な形式の基本形ともいえる重要なものです。音楽の授業で習ったっていう人も多いことでしょう。
( A )( B )
曲の全体がAとBという2つの部分からできていて、a,a'は似ているメロディでa'.a'は同じメロディです。aとbはちがうメロディを表しています。
学校の音楽の授業で習った歌の多くが上の表のような形式にあてはまると思います。
その他に「三部形式」「ソナタ形式」「ロンド形式」「カノン」「ロンドソナタ形式」「フーガ」「変奏曲」「交響曲」「組曲」「ブルース形式」などなどたっくさんの音楽形式があって、楽式論といわれる学問にまで発達しているほどです。
楽式を理解することは楽曲を理解する上でとても大事なことだと思います。詩でも口語自由詩とか五言絶句とか、勉強しますよね。そういうふうに曲全体のおおまかな流れをつかめば、どうやって音楽を作っていけばいいかがなんとなくわかってきます。もちろん細かいことはまた別の視点からアプローチしなければいけませんが...。
新しい曲に取り組む際は、ぜひ楽式も気にしてみてくださいね。
それではまた次回。体調にはお気をつけ下さい。