投稿日: May 10, 2014 2:4:28 PM
ちょっと無理をしすぎて体調をくずしてしまいました。
みなさんも倒れないよう体調にはくれぐれもお気をつけ下さい。
さて、今日は前回の長音階に続き、「短音階」についてです。
短音階は長音階とちがって少し複雑です。
少し前に話した「平行調」について覚えていますか?
前回の長音階ではハ長調を例に用いました。
理由は一番シンプルな長調だからなのですが、短調で一番シンプルなのは、このハ長調の平行調である「イ短調」です。
そこで今日はイ短調を例に短音階について説明していきます。
イ短調は次の音で構成されています。
ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ (A B C D E F G A)
全 半 全 全 半 全 全
このように、「全半全全半全全」という決まりに基づいて導かれる音階を「自然短音階」といいます。
短音階には、この自然短音階のほかに「和声短音階」「旋律短音階」というものがあります。
和声短音階は自然短音階の第七音が半音あがっています。(イ短調ではソ→♯ソ)
ラ シ ド レ ミ ファ ♯ソ ラ (A B C D E F ♯G A)
また、旋律短音階はラシド...と上がっていく時と、ラソファ...と下がっていく時で違う音になる音階です。
ちょっとややこしいですね。
ラ シ ド レ ミ ♯ファ ♯ソ ラ ラ♮ソ♮ファ ミ レ ド シ ラ
上行形(上がっていく時)では第6音と第7音が半音上がり、下行形(下がっていく時)では自然短音階と同じ音になっています。
長音階と短音階、少しでもお分かりいただけましたか?
音階について理解することは、あらゆる曲を演奏していく上でたいへん重要です。
ラッキードラゴンも1つのモチーフが調、時には形を変えて何度も登場しますよね。
調ごとの特性をつかみ、演奏に少しでもいかせたらいいなと思います。
それでは体調にはくれぐれも気をつけて、色々がんばっていきましょう!