タッコク

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週刊少年サンデー超連載 全６巻

幼い頃、将来を誓った丸の内ガクと珠野カコ。だがガクが海外生活をしている間に、日本では「卓球告白法」が制定されていた！好きな相手と付き合うには、卓球での勝利が必要だが、ガクは自分から告白するという約束を守ろうとし、全国卓球ランキング１位のカコは、卓球で手を抜けない体質になっていてもう大変！前代未聞の卓球ラブコメいよいよ始動！！（タッコク１巻裏表紙より）

くだらないけどおもしろい作品です。スポーツ漫画の部分もくだらないし、ラブコメ漫画の部分もくだらないし、でもそのくだらない部分がおもしろいんです。スポーツ漫画の部分は画像のように、ただただ派手に出来ていて、作者のふざけた必殺技理論の部分も、おもしろおかしくしてくれます（この卓球漫画ではみんな必殺技を使います。）。また、ラブコメ漫画の部分はただただヒロインを可愛く見せることに徹してます。ふざけるほどにヒロインのドジで間抜けなところが描かれていますが、それがやっぱり可愛い。ビックバンクラッシャー（必殺技）を打ってるカコちゃんも可愛くみえます。

そしてそんな中、最終巻まで読んでいくんですが、最終巻には明かされる数々の伏線と、驚きの展開の連続で非常におもしろく、戸惑い、最終決戦では手に汗握る白熱の闘いがくりひろげられ、感動のラストにつながります。

難しいことを考えず、漫画を読んで楽しみたい そんな人に読んでほしい作品です。

最後に、作者の福地翼は非常に責任感の強い漫画家で、もう本当にどうしようもなくなっても伏線を投げ出すことはしません。それは前作のうえきの法則＋でもタッコクでも変わりません。タッコクでは最終巻の巻末４コマで怒涛の伏線回収があるので、必ず最後まで読んでください。あと、１巻裏表紙の絵は物語の根幹にかかわる伏線です、忘れないでください。