ウンムアーダム姉妹（オーストラリア）

アッサラームアライクム。

シドニーから、イスラームに帰依されたあなたにアッラーのご加護と祝福を祈ります！

私が、シドニーで、ムスリムになったのは、２３年前のことでした。

その頃、このような新しい日本人ムスリムのためのHPがあったら良かったのになあ、とちょっと羨ましく思います。

なにせ私は自分が日本人初のムスリムなのではないだろうか、真剣に思っていたほどだったので。

しかし、その後すぐ、エジプトのカイロに移住し、１２年ほどカイロに住んでいたので、こんなエジプト化した私がシドニー代表でいいのだろうか、と思いつつ書いています。

移民の国オーストラリアのシドニーには、ムスリムが多く、私が住んでいるムスリム地区では、ムスリムがマジョリティーで、ここは一体どこの国？レバノン？トルコ？パキスタン？イラク？アフガニスタン？ソマリア？インドネシア？

といった感じで、英語を話している人がいない状態だったりします。（少数ではありますが、私だけではなく、日本人ムスリムも存在しております！）

皆、まあこの国でなんとか日々忙しく暮らしていますが、心の奥底では、やっぱり祖国に平和が訪れ、住みやすい国となり、いつかは戻りたい、故郷に帰りたいと思っているのではないだろうかと思います。

クルアーンの29蜘蛛章2節で、【人々は、「われらは信じた」と言えば、試みられることなく放置されると考えたのか。】

とアッラーは仰られています。

あなたを脅かす訳ではないのですが、これから色々なことがあると思います。私も、自分の人生を振り返ると、ムスリムになる前は、暢気に、のほほ～んと気楽に生きていましたが、ムスリムになってからは、色んなことがありました。

でも、何があっても、アッラーがあなたに与えてくださった、イスラームの信仰という大切な宝物を大切に守って下さい。

アッラーは、また、クルアーンの３イムラーン章１０２節で、

【ムスリムとしてのほかは死んではならない。】

と仰っています。

お互いに、なんとかアッラーの絆にしっかりとしがみつき、脱落しないように、がんばっていきましょう！

Ｆ姉妹（アメリカ）

ムスリムになって早十年、シカゴに来てもう５年になりました。ここに来てからも何度か引っ越しをしましたが、今はシカゴ郊外のフォッフマンエステイツというところに住んでいます。

シカゴはアメリカで３番目に大きい町で、まさに人種のるつぼです。私の住んでいるところはインド人やパキスタン人が多く、モスクも近所にあったり、ハラールのお店がたくさんあったりと、ムスリムにとっては非常に恵まれた環境にあります。

また私の子供たちは日本語を教える公立の学校に通っていて、生徒はほとんどが日本人か日本人のハーフです。学校に送り迎えにいくと、看板が日本語で書いてあったり、お母さんたちの日本語が飛び交っていて、まるでそこだけ日本のような感じす。

このように人種のるつぼであるシカゴですが、るつぼであるが故にお互いの文化や宗教を知るための活動がほかの州よりも多くあるように感じます。

私もそういう方といると楽しくてここにいてよかったなーと思う事が多いですが、いつも楽しさばか りが先立ってしまい、何のためにこの活動をしているのか見失ってしまう事があります。

 私が５年前に来た当初からも、教会やユダヤ教のシナゴーグと連携して宗教間の対話が至る所で行われていました。私の働いているアメリカンイスラミックカレッジというところでも、政界、宗教関係の先生を招いて講義を行ったり、あるいはコンフェランスなどを開いて日々イスラームの正しい理解の為にいろんなイベントを行っています。 まだ認可のおりていない大学なので生徒はいませんが、おりればアメリカ初のイスラーム大学となりますので皆さんお祈りください。他にもシカゴはアメリカ中西部で一番大きな町という事もあり、ISNA(Islamic Society of North America)、CAIR (Council of American-Islamic Relations), CIOGC (Council of Islamic Organizations of Greater Chicago), などアメリカでも有名なイスラームの団体がたくさん存在しています。アメリカでのイスラーム団体の目的は大体が、 ９／１１後のアメリカ社会への正しいイスラーム教育や呼びかけ、イスラーム嫌いの撲滅運動、宗教間の対話、国内外の援助活動などが多いように思います。今は私も職場を通していろいろな方とお会いする機会があるのですが、アメリカのムスリムの皆さん も本当にがんばってらっしゃっていつも感心させられます。

このサイトは新しくムスリムになった方の為に作られたサイトと聞いています。いままでムスリムに なって十年間、のほほ〜んと暮らしてきてしまった私からはなにもアドバイスできる事はありません が、やはり何をするにもアッラーのためを思ってすることと何に対しても感謝する心は大切だと思い ます。これは皆さんよりもまず、自分へのアドバイス。

アッラーもクルアーンでおっしゃっていますが、ムスリムにはいいときばかりではなく試練の時が必 ずあるかと思います、でもどんなときもアッラーのために行い、感謝の気持ちを忘れなければだいた いの事は乗り越えられるのではないかと思います。ありきたりですが。。。

ということで、新ムスリムのみなさんご入信おめでとうございます。ちょっと遠いですが、シカゴか ら応援しています、私の代わりに日本のイスラーム界を盛り上げてくださいね。

では皆さんにアッラーのご加護がございますように。