モスクを訪ねてみよう
みなさん、モスクってご存知ですか?
「モスク」とは、イスラーム教徒の礼拝所、礼拝堂です。
アラビア語でマスジドと言い、礼拝の最も重要な部分と見なされる、額を床に付けて祈る形「平伏(スジュード)を行う場所」を意味します。そうです、礼拝する場所なのですね。
と同時に「アッラーの館」とも呼ばれます。文字どおりの意味だけではなく、深遠で、幽玄な世界がそこには無限に広がっています。
モスクを訪れる人はどなたでも、アッラーのご慈悲を見出せます、インシャーアッラー(アッラーの思し召しがあれば)。
どうか心と体を清らかに保って、耳を澄ませて下さい。きっと何かを発見できますよ。詳しくはモスクに関する礼儀作法をご覧下さい。
聖クルアーンにも第17章夜の旅章の1節に、【聖なるモスク】(al-Masjid al-Haram)、【最も遠いモスク】(Al-Masjid Al-Aqsa)など、モスク(マスジド)と言う言葉がでてきますが、通常モスクの中には、ミフラーブというくぼみがあり、イスラーム信徒はその方向に向かって礼拝します。
ミフラーブはサウジアラビアのカアバ神殿の方角にある壁に置かれ、その方向を「キブラ」と言います。でも【聖なるモスク】マスジド・ハラームには唯一ミフラーブはありません。なぜなら、その中央にカアバ神殿があるからです。イスラム信徒は、礼拝を、「キブラ」の方向に向かってしています。
皆さんもモスクや家や外出先など、どこでも、礼拝する時は「キブラ」の方向へ向ってくださいね。ご自宅のキブラの方向がわかるサイトはこちら。
トルコ様式の美しい岐阜マスジドの天井
ところで、初めてのモスクは、いつどのようにして建てられたか、ご存知でしょうか。
ムハンマドさま(彼に祝福と平安あれ)は、マディーナのマスジド・クバーで、初めての金曜礼拝をなさいました。
それから「預言者モスク」(al-Masjid al-Nabawi)の建立がマディーナで始まります。
詳しくは預言者伝20をご覧ください。
ご注意:(祝福と平安あれ)は、預言者ムハンマドさまを祝福する祈願を表します。
預言者さま(平安と祝福あれ)のお名前を発音したり、記述したり、聞いたりする時に、
この祈願を言うことで、アッラーからその人に10の祝福が送られます。
世界の有名な地域だけでなく、日本にも数多くのモスクが、
アッラーのご援助によって、建立されてきました。
皆さんも是非一度、最寄りのモスクに足を延ばしてみて下さい。
東京ジャーミーの美しいモスク内をご覧になりたい方は
東京ジャーミイ & トルコ文化センターへどうぞ。
お写真のご提供は Pic’s & etc... のzahryさま、Aris’s Photos "Life Is beautiful" のありすさまです。
アッラーの善きご報奨がございますように・・・