赤坂ワールド・ミュージック・フェスティバルでドビュッシー研究のソプラノの方とフランス歌曲を演奏します。
ボードレールの旅のテーマを中心に、デュパルク〈旅への誘い〉、ドビュッシー《ボードレールの5つの詩》、プーランク《カリグラム》、シャブリエ〈旅への誘い〉ら現実からの逃亡〜人生の旅路〜死といった、異なる旅が凝縮された曲目となっております。フランス人(東京藝術大学ローラン・テシュネ准教授)による選曲だそうで、なかなか重い内容ではありますが、《カリグラム》を敢えて選んでいるのは混沌した現代社会への「生」のメッセージではないかと思います。