何度演奏してもその旋律の美しさに惹かれる。ショパンの旋律の美しさは歌にある。
ショパンのピアノソナタ2番「葬送」の随所に現れる歌は、息の長いベッリーニのオペラアリアを思わせる。
天国的な・・しかしそれは「死」でもある。雲の隙間から差し込む一筋の光。この作品とともにこの光に導かれようとしているのを
ショパンは知っていたのかもしれない。