こんちうにっき/Blog
2024.03.18
「総長賞」
博士3回生の白井雄さんが、令和5年度 京都大学総長賞 を受賞されました。
白井さんの努力が大きな成果*として結実し、さらに総長賞の栄誉を受けるに至りました。
表彰式の様子はこちら(京大HP)
*成虫注射による昆虫ゲノム編集法DIPA-CRISPR法の開発
これを書いている時点では、昆虫の少なくとも9つの目(もく)と、鋏角類(ダニ)で本法が有効であることが示されています(我々と他のグループによる)。さらに、本法は節足動物を飛び越えて、緩歩動物(クマムシ)における初めてのゲノム編集を成功させたそうです(東大の國枝先生のチームによる)。
白井さんおめでとうございます! アメリカでのさらなるご活躍を期待しております!!
2022.09.03
我らが農薬研がポケストップになっていました。ジムになるまでがんばりましょう
2022.06.06
「ヒラズゲンセイ」
いつか一度は見てみたいと思っていた真っ赤なアイツ。なんと、自宅の垣根に発見してしまいました。
春からクマバチがせっせと出入りしていた巣穴。そこに陣取る真っ赤なアイツ。立派な顎はオスですね。
どうやら朝07:40くらいに出勤するようです。
出勤後はじっと出待ちをして、夜にはどこかへ帰っていくご様子。
赤くてカッコいいし、過変態しちゃうし、生態もよくわからない、と。いいですねー。
2021.05.21
ラミーちゃん!
2021.01.29
「Bounhiolが農薬研に来ていた」
佐久間先生から継承した昔の農薬研/昆虫生理の資料を何気なく手にとったら、あのBounhiol (ブニョール)博士が農薬研に来ていたらしいことがわかりました。Bounhiol 博士はカイコでアラテクトミーを行い、アラタ体除去によって幼虫が早熟変態することを初めて示したお方で (Bounhiol, 1938)、昆虫生理学/内分泌のパイオニアのひとりです。
Lynn Riddiford博士による幼若ホルモン研究の歴史に関するレビュー (see Fig. 3):https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fcell.2020.00679/full
農薬研創設者であり昆虫生理学分野初代教授の石井象二郎先生の時代には「昆虫生理談話会」が定期的に開催されていたようで、その第1回は1971年5月15日でした。その流れで昭和47年 (1972年)のBounhiol博士の訪問/招聘が実現したものと思われます。
(以下に案内葉書の文章を文字に起こしておきます)
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J. J. Bounhiol 教授講演会のお知らせ
日仏文化交流により来日されました J. J. Bounhiol教授(フランス・ボルドー大学)をお招きして、下記講演会を開催いたします。お誘いあわせの上ご参会下さいますよう御案内申し上げます。
なお、同教授は、神経分泌、アラタ体の機能などについてすぐれた業績をあげられた学者です。
記
日時:昭和47年10月9日(月)14:00–16:00
場所:京都大学数理解析研究所 115号室(京都市左京区北白川追分町)
演題:「鱗翅目昆虫の成長と変態における神経分泌について」(フランス語、同時通訳つき)
主催:日仏農学会
共催:日本蚕糸学会、日本応用動物昆虫学会、日本昆虫学会、日本動物学会、日仏生物学会、昆虫生理談話会
連絡先 :(略)京都大学農学部農薬研究施設
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ちなみに、昭和49年 (1974年) 4月13日には、Grace博士も「昆虫生理談話会」(第16回)で講演をされていました。あのGrace's mediumのGraceさんです(1962年、昆虫の培養細胞株の樹立に初めて成功した方。→ 三橋淳(1966) 化学と生物4, 608–613)。
記念品は4,500円、会費3,000円で、二条の赤垣屋さんで宴会したようです(笑)
2020
2020.11.11
2016年に植えた施設のイヌビワに、見慣れないけど見覚えのある、そして違和感を与える幼虫を発見しました。
まさかと思って確認すると、やはりイシガケチョウでした。なんでも近年は京都にも定着しつつあるそうです。
イシガケチョウ=沖縄というイメージだったので、これから見るたびに混乱しそうです。
(その後、無事に羽化しました)
2020.4.1.
マダラシミのテーマで科研費基盤Bに採択していただきました(2020-2023年度)。京大に着任して丸4年が経過しましたが、京都で新しく始めたプロジェクトを元に新規課題を進めることができるようになり、その意味でも本当にうれしいです。
2020.4.1.
とりあえず移行作業がほぼ終わりました。
2020.4.1.
新しいgoogle sitesに移行中です。(というか、変換ボタンを押したら戻れなくなったので・・・)
2019年度までの古い記事はこちら:
NHK取材(昆虫食) — 2020/02/25 9:20:10
JSPS二国間交流事業に採択 — 2020/01/14 1:07:01
Insect Hormone Workshop 2019, Crete — 2019/08/16 10:19:36
2019蚕糸学会/応動昆 — 2019/04/05 5:48:22
八丈島 — 2018/10/25 0:01:51
研究施設の花見 — 2018/04/11 13:53:13
施設発表会/送別会 — 2018/03/12 8:09:32
バンコク/カセサート大学 — 2017/12/11 1:17:38
バルセロナ — 2017/10/27 6:23:27
フェロモントラップ@台湾 — 2017/09/29 0:05:12
ライトトラップ — 2017/05/26 1:18:21
論文アクセプト祝賀会 — 2017/05/10 2:13:11
修士学位記授与 — 2017/03/24 11:22:55
桑の剪定 — 2017/03/24 9:28:31
記念講演/施設発表会/送別会 — 2017/03/04 2:25:16
藤原ナチュラルヒストリー振興財団学術研究助成 — 2017/01/25 4:48:45
JSPS外国人招へい事業 — 2016/12/19 1:12:54
JSPS二国間交流事業(スペイン) — 2016/12/14 2:14:22
雪虫 — 2016/12/04 6:36:30
授賞式 — 2016/12/02 6:49:22
与那国島 — 2016/11/27 14:52:45
虫フェス — 2016/10/20 9:06:41
続・助成金 — 2016/10/13 12:15:54
助成金 — 2016/10/11 2:05:31
ICE2016 — 2016/10/03 4:47:03
実験室の風景 — 2016/09/13 12:59:08
ミツクリヒゲナガハナバチ — 2016/09/11 13:43:21
CEL-I 精製 — 2016/09/09 10:04:10
ダンダラテントウ — 2016/09/04 7:05:49
イヌビワ — 2016/08/31 8:23:16
山の日 — 2016/08/13 2:34:30
ハンミョウ — 2016/08/04 5:34:21
ジャコウアゲハ — 2016/07/29 9:08:53