学振、博士関連

学振(DC1)の書類について

過去の先輩たちの書類が共用パソコンに入っているので、よく読んで参考にしてください。

学振(DC1)の面接について

面接は4分、質疑応答が5分で面接の案内の紙(下記がその内容)に聞かれることが書いてあります。

1.これまでの研究業績

※申請書提出後の進捗状況や業績、修論の状況も聞かれる。

2.今後の研究計画(研究目的・特色を具体的に)

※所属研究室の研究と申請者自身が取り組む研究との関係・分担についても明らかに。

※ 申請者自身のアイデアやオリジナリティーを述べてください

※ 研究の課題(問題点)および解決方法について説明してください

当日(2010年)の感想 (北澤の場合)

面接開始時刻より、4時間前に到着。

さすがに早すぎた感じ。その待ち時間に脳内でシュミレーションが何度もでき、落ち着いて面接にのぞむことができた。

服装はというとほとんどの方は、スーツ姿だった。もちろん、私もスーツを着用した。

ゲノム・遺伝学というカテゴリーで応募した。

周りの方の話によると、オラウータンの行動遺伝学など、生態系の遺伝学者が多く

分野が近い人がいないようだった。知り合いが面接官であるという人も何人かいた。有名なラボ(または大学)にいる人はそういう点でも有利だなと改めて思った。

面接官と思われる先生は5人いた。

一礼後、名前とタイトルを読み上げプレゼンをおこなった。

プレゼン自体は、噛まずによどみなく進めることができ4分以内で終わった(分かりやすかったかは別にして)。

意外と4分以内に終わる人は少ないらしい。

質問の内容は、分野が異なる?先生が多いため、本筋とはそれた内容だった。そもそも、重箱の隅をつつくような研究をしている私と同分野の人など日本にはいないので、質問自体がどうしても抽象的な質問になると思う。

書類を読んでいるのかなと耳を疑うような質問もあった。もちろん、本質的な良い質問もあった。

面接の雰囲気は、圧迫面接という噂とは異なり始終和やかであった。

同意しながら相槌をうってくださる先生がいる一方、

面接途中で電話がかかってきて動揺する先生や、何をしているのか分からんという表情で訝しげな表情をしてくる先生もいる。ご高齢の先生が多い。

質問をしてくる方は、主に2人だけだった。

その場を仕切っている2人でもあり、この2人の先生に論理的に正確な答弁ができれば、採用される気がした。

なお、この2人の先生には大変褒められたと思う。

これで落ちたら社交辞令を鵜呑みにしないほうがいい(結果は合格でしたが)。

左側に座っており、職員の方だと思っていた方からも、質問をされた。職員の方も書類をチェックをしているようだ。

今後の教訓

文字のサイズを大きくする必要がある(5m離れても十分にみえる大きさ)。

細胞を扱ったことがない人にまで、プレゼンの練習をみてもらう必要がある。

博士就活の際の永井さん(DC1)からのアドバイス

・できるだけ、専門用語を使用しない

書類と違って、読み返すことができませんから、用語の意味よりも、内容の理解に集中してもらえるように、

できる限り分かりやすい言葉を使うように心がけました。

専門外の人に聞いてもらって、分からない所を指摘しもらうことがとても参考になりました。

当たり前のように使用している言い回しなども、指摘されて始めて特殊な表現なのだと気付きました。

聞き手の分野を意識しながら話すことが重要だと感じました。

・多くを語らない

言いたい事を全て詰め込むと、自分としては話し切ったつもりになりますが、相手には上手く伝わりませんでした。

逆に、質問を誘いながら話すと、会話のやり取りになり、理解してもらい易いように感じました。

・身振り手振りを加えて、感情表現豊かに話す

研究内容で苦労したとこなどは辛そうに、興味深い結果を得た時は嬉しそうに、

なるべく単調な話し方にならないように心がけました。

これは、諸先輩たちからのアドバイスでした。話しに入りやすくなるようです。

ドクターでそんな風に話す人はあまりいないようで、堅苦しくない所が良かったと、後に面接官に言われました。

学位論文に提出する事務書類に関する注意事項(2012年度卒北澤の場合)

・事務で受付登録する際の名簿に記載する表記について

○KITAZAWA Daishi (苗字は全て大文字、名前は最初だけ大文字にします)

×Kitazawa Daishi

・履歴書の卒業日について

4月入学の人の場合、学士、修士の卒業は、たいてい3/31ではなく3/25です。

・目録や論文要約、承諾書などの著者名について

著者名は略してはいけません。記載されている論文どおりに正確に書きましょう。

× D. Kitazawa

○ Daishi Kitazawa

*論文によっては、「,」を使ったり、「・」を使ったりしますし、日本語の名前の場合もありますので、全て記載されている論文どおりの言語で、記載されているどおりの句読点を用いましょう。例えば、Chromosome researchの場合で論文目録に記載する場合は以下のようになります。

×Yuta Ushijima, Yoshihiro H. Inoue, Takahiro Konishi, Daishi Kitazawa, Hideki Yoshida, Kouhei Shimaji, Hiroshi Kimura, and Masamitsu Yamaguchi

○Yuta Ushijima・Yoshihiro H. Inoue・Takahiro Konishi・Daishi Kitazawa・Hideki Yoshida・Kouhei Shimaji・Hiroshi Kimura・Masamitsu Yamaguchi

・in revisionとsubmitted 中の論文も論文目録にのせる場合

いずれも審査対象にはなりませんが、

証明するもの(メールなど)が必要です。また、承諾書や要約も必要になります。

*投稿準備中や参考文献については、論文のドラフトのコピーや、参考文献のコピーは必要になりますが、承諾書などはいずれも必要ありません。

・目録や論文要約、承諾書などの論文タイトルについて

これも記載した論文のタイトルどおりに書きましょう。最後にピリオドをつけない場合は、つけません。

・学位論文の提出について

生協で製本してもらいます。シールでタイトルを貼るなどの簡易製本では受理してもらえません。

・学位論文の最終提出について

学位の口頭審査終了後、指摘された点を修正し、事務に提出します。

事務からは3月中旬に提出するようにと書類が郵送されてきます。大学に2部、研究室と先生用に2部は最低製本し提出します。