体脂肪は、身体全体の脂肪を総称したもので、中性脂肪と内臓脂肪、皮下脂肪、全てを含めて体脂肪と言う。
中性脂肪は脂肪酸とグリセリンが結びついて中性を示す、
大事なエネルギー源であり、余分なものは肝臓などに蓄えらる。
中性脂肪が溜まったものが体脂肪へと変わる。
中性脂肪は、カロリー摂取によるものと肝臓での合成によるものがある。
糖質(炭水化物)を摂り過ぎると中性脂肪が増加し、
アルコールを飲みすぎは、肝臓で中性脂肪の合成を促進する。
食物から摂取したり、体内で炭水化物から合成された脂肪は肝臓や脂肪組織に貯蔵される。
脂肪のカロリーは9kcal/gであり、炭水化物、タンパク質の4kcal/gよりも熱量が大きく、
動物の栄養の摂取や貯蔵方法として多く利用されている。
安静時や軽い運動時には、脂肪の方が糖よりも多く使われてる。
血糖やグリコーゲンは利用しやすいが貯蔵量は多くはないので
安静時などではあまり多くは使われず、
激しい運動時などには、糖が優先的に使われる。
血液中にブドウ糖が参入、血中の糖の値が増える「血糖値が上がる」。
血糖値が上がると、血糖値を下げようと「インスリン」が分泌される。
血中にいたブドウ糖たちを筋細胞や肝細胞、脂肪細胞といった細胞に糖を取り込ませる。
筋肉のエネルギー源は「ブドウ糖」、肝臓もブドウ糖を固めて「グリコーゲン」として保存する。
糖が取り込まれる細胞に「脂肪細胞」もある、これが、炭水化物が脂肪に変わるメカニズム。
過剰な炭水化物によって血糖値が上昇し、インスリンによって血糖が脂肪細胞に「中性脂肪」として取り込まれる。
インスリンの仕事
1.ブドウ糖が細胞の中へ取り込まれるように、働きかける。
2.エネルギーが切れてしまわないように、ブドウ糖を貯蔵しておくことの出来る物質、
動物性デンプン「グリコーゲン」に変えて肝臓や筋肉に蓄積する。
3.肝臓で蓄積されず余ったブドウ糖を中性脂肪として脂肪細胞の中へ取り込む。