花見川流域の自然・歴史を知るための図書紹介 27
私が地域の歴史に興味を深めることになった一つのきっかけとなった図書が「社寺よりみた千葉の歴史」ですので、紹介します。
「社寺よりみた千葉の歴史」の諸元、内容、主要目次
【諸元】
書名:社寺よりみた千葉の歴史
原著者:和田茂右衛門
編集:千葉市史編纂委員会
発行:千葉市教育委員会
発行日:昭和59年3月31日
体裁:A5判、227頁
この図書は千葉市立郷土博物館で市販しています。(定価1440円、2014年3月現在)
【内容】
「本書は、昭和44年に、千葉市文化財保護審議委員であった和田茂右衛門氏が著述した、「千葉巡り」と題する草稿を主としたものである。なお、関連する部分においては、同氏の他の書作物である「千葉のむかしばなし」や「妙見寺と門前百姓」から随時収録し、千葉市史編纂委員会が校訂・編集して一冊にまとめたものである。」(本書「凡例」による)
この図書は、一般向けにわかりやすく千葉(千葉旧市街と寒川~幕張・花島)の歴史を解説したもので、編集者が原文を一般的口述体の文章に直しています。
【主要目次】
第1部 千葉の歴史をたどる
院内・道場
本町・吾妻町
市場・亥鼻
第2部 寒川~幕張そして花島の歴史をたずねて
寒川
登戸
稲毛
検見川
幕張
武石
長作
天戸
長沼
花島
あとがき 千葉市の歴史を学ぶ人々のために
別添 附図 大正14年発行「千葉市街図」
社寺よりみた千葉の歴史
このブログでは次の記事などで本書を引用させていただきました。
2011.05.28記事「花見川の語源3」
2011.09.12記事「駒形観音奥の院」
2013.07.08記事「千葉市小字図(タイプ印刷)を実見する」
現場をよく歩いて、現場を知り尽くしていないと書けない情報が判りやすく書いてあるので、私はとても好感を持っている本です。
2014.03.09 ブログ「花見川流域を歩く」記事