花見川流域の自然・歴史を知るための図書紹介 9
「八千代市の歴史 資料編」を構成する11冊の図書を紹介します。
1 八千代市の歴史 資料編 11冊の諸元・内容
八千代市の歴史 通史編、資料編は八千代市立郷土博物館等で販売している。
八千代市の歴史 資料編 全11冊
2 この図書の特徴
八千代市の歴史資料編は千葉市史史料編のように地域別編集ではないので、どの巻も花見川流域に関連する記述や史料が掲載されています。
資料編ですので、通読に向かない巻の方が多いのはしかたがありませんが、花見川流域について調べ事をするときに利用する図書として必須だと思います。手元に置いておくと便利です。
本のカバーが全てカラー刷りの古絵図等になっていて、手に取るだけで楽しくなります。
資料編自然Ⅱの「第1章八千代市とその周辺の地形と地史」は花見川流域の地形・地史を考える上でとても参考になります。
その執筆者は、2011年にこのブログに投稿していただいていろいろ教えていただいたoryzasan氏です。
資料編近代・現代Ⅲ石造文化財の付録「八千代市小字図」は小字を正確に地図にプロットしたものとして意義の大きな資料であると考えます。このブログにおける地名検討で利用したことが何べんもあります。
2013.07.12記事「八千代市高津は古代港湾(仮説)」等参照
八千代市小字図(部分)
八千代市小字図には次の説明分が書かれています。
「この「八千代市小字図(こあざず)」は、八千代市資産税課が平成元年ごろまでに、その都度修正し使用していた字界資料をもとに、当館が複製したものである。なお、文字・境界線等の不鮮明な部分は加筆修正した。 八千代市立郷土博物館」
2014.02.19 ブログ「花見川流域を歩く」記事