※ 開催場所は全て北海道大学
谷崎文学における母親像 山田佳世子 氏
美術史の語り方――「われわれ」の物語としての朝鮮美術史 梶谷崇 氏
『個人的な体験』論 四方朱子 氏
もうひとりの「一葉」――「悲惨小説」「観念小説」との関連において 小川昌子 氏
〈場〉~谷崎潤一郎『卍』の〈語り〉をめぐって 池田牧 氏
『装飾楽句』――『水葬物語』との分岐点 吉田純 氏
宇野浩二作品における〈方言〉――近代小説における〈方言〉使用の諸相という観点から―― 宮崎靖士 氏
◆小特集ーミステリ
小酒井不木論「探偵小説に於ける医科学的言説」 成田大典 氏
殊能将之『黒い仏』論「行方不明になる真実」 諸岡卓真 氏
日本植民地下の台湾における児童読み物の諸相 劉淑如
引用の入れ子における〈時間差〉のパラドックス――『ドグラ・マグラ』を中心に―― 房崎晴代 氏
家庭小説とその「読者」をめぐって――菊池幽芳『乳姉妹』を中心に 小西由里 氏
村上春樹『眠り』論――同一なもののへだたり 本庄あかね 氏
楳図かずおにおける動きと物語――『イアラ』を中心に 川崎公平 氏
「北海道文学」論を振り返る 喜多香織 氏
現代小説と「子ども文化」 藤ノ木良子 氏
現代における批評と罵り合いについて 尾上昌吾 氏
「夏目漱石の初期小説における女性像について 小川隆 氏
科学的な幻想――泉鏡花『高野聖』に於ける衛生学 中村美理 氏
〈講演〉三島由紀夫文学の〈深層〉 テレングト・アイトル 氏
森茉莉『甘い蜜の部屋』における〈少女〉 上戸理恵 氏
『箱男』の構造――安部公房『箱男』論―― 紺谷隆文 氏
透谷と〈政治小説〉 関谷博 氏
兆民と透谷――自由民権運動の果てに―― 若山理恵 氏
尾崎翠『第七官界彷徨』論 常田玲奈 氏
現代詩の死角――八〇年代〈女性詩〉の問題―― 濱崎睦 氏
墜落した「女」――堀辰雄「水族館」とそのセクシュアリティ―― 池田壮仁 氏
ミステリー新世代作家論 井上貴翔 氏
アンチ・ユートピアとしての『パノラマ島奇談』 ゴドワロワ・エカテリナ 氏
台湾における日本サブカルチャーの受容 李珮琪 氏
戦前における[シュールレアリスム]写真――下郷羊雄の位置 秋元裕子 氏
1920年代時代小説における「ニヒリスト」たち――『大菩薩峠』を中心に―― 根本彩 氏
笙野頼子『皇帝』論 山﨑眞紀子 氏
泉鏡花『袖屏風』論 高橋さおり 氏
近代日本における韓国表象――1980年代の〈文化的韓国論〉の諸相 崔俊鎬 氏
一九四〇年代の「在台内地人」による台湾文学 劉淑如 氏
著作権と文学史――廣津和郎『女給』の場合 近藤周吾 氏
江藤淳生成 塩谷昌弘 氏
現代日本絵本の成立と展開――高度経済発展期前後における出版戦略の観点から 全玉梅 氏
1970年代の中野孝次 山崎省一 氏