ようこそ、白南ボーイズ・審判員のコーナーへ
開設:2007/3/1
第7号
「最後の最後まであきらめない気持ち」は何をする?
言葉で言えば簡単ですが「何を?どうやって?」と、実際のプレイに置き換えることは難しいものです。
6月20日に夏季スポーツ少年団県大会の2回戦と準々決勝の審判を担当させてもらいました。最近1ヶ月間は地元の公式戦審判もチーム別に受け持つ為、自分自身は約1ヶ月ぶりの小学生の皆さんの試合で、いつもとは違う緊張感を感じていました。(正直・・超!緊張しました)
緊張感が好転する事もありますが、昨日の緊張は悪い方に転がり、結果的に別の塁を担当する審判の方々に訂正の助言を受けてしまいました。(捕手の打撃妨害で、打者を1塁に進めるべきところを「打者アウト」の宣告をしてしまい・・・自分でも「あれ?」と思っていた矢先の出来事で)僅かな時間とはいえ、対戦中の両チームに迷惑をかけてしまいました。本当にごめんなさい・・・です。
準々決勝は、6回裏の攻撃開始時点4-1で先行チームが先頭打者を内野ゴロに打ち取り「このまま?」と思っていたのですが、安打、失策、悪送球、安打、バッテリーエラーにより、逆転で後攻チームの勝ちとなりました。試合後に、後攻チームの勝利チームの監督さんから「2試合ともお世話になりました」とお礼を言われてしまった時は逆に恐縮してしまう一幕もあり、僅かながらのお詫びの気持ちも伝えました。
その時の監督さんの話では「子供も大人も、いつも相手を追い続ける気持ちを忘れていないのです。」とのコメントがありました。ブロック優勝して県大会に来ても、チーム全員がいつも地元では最下位チームだと思い続けているので
「今度のチームは強い?勝てる?」と考えることは全く無い、持たない。「試合相手はいつも強い!」が持論だそうです。
私自身、県大会で久しぶりに緊張してしまい、審判としてはあってはならない事をしてしまいました。もう一度初心に戻り「選手が一球の判定で泣く事の無いように!!」との審判恩師の言葉を思い出して・・・・先ずは教本をもう一度読み返すことを早速始めました。
シーズンの三分の一が終わりました。雨天というピンチに、頭の中で初心を思い起こせば、どんなに苦しい場面、緊張する場面でも「最後まであきらめない」と言うことを意識せずにプレイできるようになるのでは?
コーチ、選手そして審判員も、悪天候というピンチを次回の試合の為のチャンスに換えることが今の時期に必要なことだと痛感しました。