ようこそ、白南ボーイズ・審判員のコーナーへ
開設:2007/3/1
第5号
<<投球を確実に「活きた打球」で打ち返す人の目の動き。>>
私たち審判員が目で見て判定をする上で、とても大切にしている項目の中に、次の5つの項目があります。
① 投げる人の手からボールが離れる瞬間。(リリースポイント)
② ボールが自分に向かってくる時に通ってくる線(球筋・軌道・球道)
③ グローブでボールを捕る位置。(捕球)
④ タッチプレイが行われる位置。(触球)
⑤ ベースに触れる位置、ベースを踏む位置。(触塁)
実は、この事が「バッティングが上手にできる選手」にも当てはまる事を知っていますか?
では、判りやすくする為に・・・自分がバッターボックス打者である事を想像してください。
① ピッチャーの手からボールが離れる瞬間。 見ていますか?
② ボールが自分に向かってくる線。 目で追っていますか?
③ 投球を見逃しながら、高い?低い?自分に近い?遠い? 確かめていますか?
④ キャッチャーがボールを捕った場所、低い?高い? 見ていますか?覚えていますか?
⑤ 審判員の判定。「ストライク」・「ボール」 覚えていますか?
(小学生の選手が対象ですから、変化球が投げられてくる事が無い事を前提としています。)
私が球審(ホームベースに居る審判)を担当していると、よく耳にする声が「そこがストライクだよ・・・」
つまり、ベンチの監督やコーチは、「ピッチャーの投球をしっかりと見て、そして覚えてね!」と、いうメッセージを送り続けて下さっているんですよ。
ベンチから「打て」のサインに、自分がバットで打つ事ばかり考え、バットに当たる瞬間にボールを見ることばかり考えていると、実際に打とうとする時に、ボールをしっかりと見る事ができません。
では、次の練習から一度に5つの事を試してみよう!と思ってもヒットが打てるとは限りません。
ヒットが出ないと落ち込んでいるよりも・・・
まず!!ピッチャーがボールを投げる瞬間を あごを引いてしっかりと見てください。
きっと、ボールは外野に向かってまっすぐ飛んでいくと思いますよ。
外野に打球が飛ぶと、4人の審判員の動きは忙しくなります。でも、忙しいのは大歓迎!!
そんな君の目の動きを「審判員」という特等席から見させていただきます。試してみよう!!