投稿日: 2010/11/06 2:53:10
平成22年11月4日と5日の二日間,東日本施設協議会が浜松のアクトシティで行われました.北海道から静岡まで,58の重心施設が集まる協議会です.
迫りくる新体系(療養介護)への強制移行(H24年4月),そして総合福祉法の制定(H25年)に対し,どのように対応するのか・・・やや重苦しい雰囲気の中で,「これまでの施設運営の経験から得た教訓と将来展望」と題し,5人の施設長がシンポジストとして発表しました.
また,今年の診療報酬改訂で新設された,病院による「レスパイト入院」が重心施設のショートステイに与える影響についても意見が出ました.国は,(特に超重症児については)重心施設に限らず,市中病院にまでその受け皿を広げようとしているようにも見えます.
しかし,利用者自身にとっては,選択肢が広がったとも言えます.訪問系サービス,重心施設(入所,通園,ショートステイ),病院の施設的活用,生活介護の通園的利用など,その地域における状況,家庭の事情などに応じ,本人や家族が積極的に福祉を選んでいく時代となりつつあります.
ちなみに僕は,「うつ病などのメンタルヘルス不調への対策とその復職支援について」というタイトルでアンケート報告をしました.今回の調査で,重心施設に勤務する職員の2.3%が過去5年の間に,うつ病などで休職していることがわかりました.職員の心身の健康管理も重要な問題です.
来年は11月10日,11日と小樽で開催されます.僕が会長になるわけですが,なんだか荒れそうな予感が・・・