【介護福祉タクシー業界への体験希望者募集について】

昨今の不況の影響もあり、「介護タクシーの開業」「介護タクシーは儲かるのか？」「介護タクシーの廃業率」などのキーワードでの検索や、セカンドキャリアとして介護タクシー事業に関心を持つ方からの問い合わせが増えています。

しかしこの業界は、開業前の実情や業務内容を知らないまま安易に参入し、理想と現実のギャップにより挫折・廃業するケースが後を絶ちません。
当方では「まず体験してみる」ことを推奨しており、興味を持つ方に対し、無償での現場体験の機会を提供しています。これは他の開業コンサルとは異なり、「開業させること」自体を目的とせず、業務の適性や覚悟の有無を自分自身で判断していただくためです。

介護・運転・地理・搬送の経験が全く無いまま開業した場合、「本来あるべき仕事」とはズレたまま独自流で続けてしまう危険があります。それは例えるなら、日本未訪問の外国人が現地で「日本料理店」を開くようなもので、本質を捉えないまま進んでしまう可能性を強く懸念しています。

体験後も興味が尽きず、本気でこの業界を目指す意思のある方には、開業までの手続き方法を無料で指南します。ただし「手取り足取り」ではなく、自力で調べ・行動する力を身につけていただきます。これは、開業後の厳しい現実を生き抜く基礎体力とも言える大切なプロセスです。

この業界は慢性的な人材不足ですが、扱うのは「人」という大切なお客様です。高いモラル・スキル・心技体の備わった方だけが長く続けられる仕事です。そのため体験内容には、洗車・車内清掃・軽整備など地味な業務も含まれます。場合によってはこれだけで一日が終わる日もあります。決して華やかさや簡単さだけを求める方には向いていません。

これまで複数名の方が体験していますが、実際に開業に至ったのは1件のみという事実もお伝えしておきます。
「開業すること」は難しくありませんが「開業後、生き残ること」の方が何倍も大変です。これが介護福祉タクシーの現実です。

以上を全て理解した上で「それでも諦められない」と思われる方のみ、お問い合わせください。