非鉄金属では最軽量となる 日本で開発された

AZ91マグネシウム合金板 と 試作加工部品

AZ91合金は、アルミニウムを9％、亜鉛を1％程度添加し、

マグネシウムの弱点である耐食性を向上させた材料です。

アルミニウムの含有量が9％ になると

実用上十分な耐食性や強度を得ることができ、

耐熱性での強化課題は残りますが

一般にMg合金はダイカストに代表される鋳造部品として使用されています。

添加元素を合計で10%近く含む AZ91合金 は、

他のマグネシウム合金と比べて

素材鋳造時に粗大な析出物が多く生成し 圧延加工中に割れるため、

板材化が実現されていませんでした。

金属材料の最先端素材製造技術、加工技術で圧延加工性を改善し、

均一微細な構造で従来の鋳造部品より

優れた特性を持つAZ91合金の圧延板材の開発に日本が世界で初めて成功!

各種物性比較表

※上記数値は社内試験の数値です。試験条件によっては変動する可能性があります。

最新情報:   マグネシウム合金製品(住友電工)  ☜Click

近年、欧州に出遅れていた 日本のマグネシウム合金素材と加工での技術革新追い上げにより

発火温度が1000℃を超える素材開発成功 や 

マグネシウム電池開発とリサイクルシステムに注目が集まり

さまざまな用途分野での活用が期待されています。

マグネシウム合金を取り扱う工場での火災事故では、

一般の消火器及び水使用は厳禁 から 

「金属用消火器(塩化ナトリウム主成分等)」や「乾燥砂」が用いられます。

※マグネシウムの基礎知識(安全な取扱い)  ←Click

　　　　Mg燃料電池と太陽光励起レーザーによる還元