本学群は、「社会福祉専修」「精神保健福祉専修」「健康科学専修」「保育専修」の4専修で構成されています。また、精神保健福祉専修には「精神保健福祉コース」と「実践心理コース」があります。各領域に関連する資格取得に向けた実践的なカリキュラムを中心に据えています。また、それぞれの資格に係る学修のみでなく、人間の一生を「福祉、健康、メンタルサポート」の3点から総合的に学ぶことを目標として、「学群共通科目」を設定しています。
「基礎教育科目」は、本学学生として「卒業認定・学位授与の方針」に則った学修成果をあげるための基礎知識と技能を身につけるための科目で、「ガイダンス科目」及び「コア科目」によって編成しています。「コア科目」はキリスト教科目や、口語表現、文章表現、コンピュータ、英語、キャリアに関する科目などを中心に、学園の建学の精神、教育目標を具現化するための知識を修得します。「ガイダンス科目」は各専修の入門科目で、各専修の学修内容を理解する上で必要な基礎知識を習得します。
「専攻科目」は「基礎教育科目」で得た知識・技能を踏まえ、各専修の専門分野についてさらに理解を深めるために設置する科目で、「学群共通科目」及び「専修科目」によって編成しています。「学群共通科目」は「福祉、健康、メンタルサポート」の幅広い視点を養うための科目で、所定の単位数を履修することを義務付けています。また、「専攻演習」や「卒業論文」、「卒業研究」といった、自己の関心を一層深め大学の学修の集大成を目指すための科目も設置しています。「専修科目」は専修別に設置される科目で、専門的理論や技能を身につけるための科目です。「専修科目」には、演習・実験・実習・実技科目があり、現場での経験も積むことができます。
「自由選択」では、学生の多様な関心や目的を達成するために学生が自ら計画し、学内外の授業科目の中から自由に選択履修することができます。他専修、他学群、他大学等の科目を修得することで、自らの専門性をさらに深める、あるいは自身の知識の幅を広げることが可能になります。このように本学群のカリキュラムは総合大学ならではの視野の広いプロフェッショナルを育成することが可能な構成となっています。
教育課程の実施については、1年次にコア科目とともに各専修の「ガイダンス科目」(社会福祉専修は「社会福祉とマネージメント」、精神保健福祉専修は「精神保健学A・精神保健学B」、健康科学専修は「健康科学論」、保育専修は「保育学」)を履修し、専門とする分野の基礎を学びます。そして1年次又は2年次に、他専修の「ガイダンス科目」や「今日の健康と福祉」「心理学概論」「人間関係論」など、「学群共通科目」を履修し、「福祉、健康、メンタルサポート」の幅広い視点を養います。さらに、各専修の専門科目である「専修科目」を履修することにより、専門性を強化します。自己が関心を持つ領域に焦点をあてて、より深く学ぶために、3年次から「専攻演習」(ゼミ)があり、各自が関心を持つテーマでゼミ論文を作成します。ゼミ論文をさらに発展させ、大学での学びの集大成である「卒業論文」「卒業研究」に取り組むこともできます。また、「社会福祉」「健康科学」「実践心理」の各専攻コースには、マイナー制度があり、要件を満たすことによって、専門として学修したことが認められます。
学修成果は「卒業認定・学位授与の方針」に定められた項目と、学修方法・学修過程(カリキュラム・マップ等)により示された、科目が目標とする学修の到達度が学生自身にとってどの程度であったかを示すものです。したがって学修成果は科目それぞれで設定され、シラバスに記載されています。
学修成果がどのように評価されるのかは、シラバスにおいて具体的に評価方法を科目ごとに記載しており、授業の目標に対する学生の到達度を担当教員が厳格に評価します。