本専修では、現代の福祉ニーズに対応できるよう、「環境」「経営」「ケア」「人権」の多様な視点から福祉を学ぶことができます。さらに、少人数でグループワークを行う演習やボランティアの機会も豊富に備えていますので、どのような職業についても求められるチームワークやコミュニケーション能力を高めることができます。また、福祉マネジメント演習などの科目を通して創造力や課題解決力を育むことができ、知性と対人援助能力、実践力を兼ね備えたバランスのとれた人材として社会で活躍することができます。
計画的な学修を進めていくことで、自治体の公務員、地域包括支援センターの職員、社会福祉協議会の職員、コミュニティ・ソーシャルワーカー、福祉施設の相談員・施設長、医療ソーシャルワーカー、ケアワーカー、福祉機器の販売員、大学・専門学校の教員をはじめとする社会福祉関連の職業への道が拓かれます。
社会福祉のプロフェッショナルを養成する専修として、社会福祉士、社会福祉主事、児童指導員、福祉住環境コーディネーターなどの資格取得に関わる科目が体系的に編成されています。
社会福祉士国家試験受験資格を得るために、厚生労働大臣の指定する社会福祉に関する「指定科目」として、23科目を設置しています。
社会福祉士国家試験受験資格、社会福祉主事任用資格、児童指導員任用資格、福祉住環境コーディネーター2級の資格取得に対応した構成となっています。
現代の福祉ニーズに応える科目として、【環境】の視点から福祉を考える「地域住環境論」「地域エンパワーメント方法論」、【経営】の視点から福祉を考える「社会福祉とマネージメント」「福祉事業経営論」「福祉施設経営論」、【ケア】の視点から福祉を考える「介護サービスの基礎」「介護予防の理論と実践」「認知症ケア論」「介護概論」、【人権】の視点から福祉を考える「子ども法」「社会福祉法制論」等を設置しています。このように本専修独自の科目が豊富に用意されていますので、現代の福祉ニーズについて多角的に学ぶことができます。
資格試験合格をめざした講座を用意しています。社会福祉士国家試験への受験対策として「福祉のための諸科学Ⅰ・Ⅱ」及び夏休みには特別講座を実施しています。また、福祉住環境コーディネーター2級については、「地域住環境論」の中で試験対策を行っています。このような科目を通し、在学中に合格できるよう力強くサポートします。
他専修科目の計画的な履修により、日本スポーツ協会公認スポーツ指導者、初級障がい者スポーツ指導員の資格申請も可能になります。
所定の科目の計画的な履修により、認定心理士・認定健康心理士の資格申請も可能になります。
基礎から応用まで福祉に関する高度な知識や技能を習得できます。1年次には、社会福祉への関心を喚起できるよう、多様な領域で実務を行っている方々をお呼びする科目や、手話が実際に学べる科目等を用意しています。また、心理学、老年学といった周辺領域を学べる科目を用意し、広い視野から福祉を学びます。2年次以降は、専門科目を学ぶことで、福祉への理解を深め、広げていきます。3年次以降は、実習指導や演習を通して、実践的なスキルを磨いていきます。
職業についた時に、チームの一員として働く力を高めるために、チーム力やコミュニケーション力を高める科目を段階的に用意しています。1年次では「実習のための社会福祉入門」で、学生同士の出会いを促し、関係性を深めるワークを行います。2年次以降の専門科目の中には、グループワークやワークショップを取り入れた授業が含まれます。「ソーシャルワーク実習」、「ソーシャルワーク演習」では、グループワークを中心とした科目を履修することでチーム力を養うことができます。また、ボランティア活動に参加しやすい機会も豊富に用意されています。具体的には、ボランティア体験学習を必修としている科目の履修、学内にあるボランティア部を通しての参加、実習支援センターで提供される学外のボランティア情報等があげられます。ボランティアを豊富に体験することで、コミュニケーション力を高めるだけでなく、どのような分野が自分に向いているかを知れたり、感謝されることで自分に自信がもてるなど、大きな成長につながる学びとなります。
創造力や課題解決力を高めることができます。1年次以降の「社会福祉とマネージメント」においては、新たな福祉ビジネスを提案します。2年次以降の「地域エンパワーメント方法論」では、地域を元気にする方法を、実践をもとに提案します。3・4年次の「ソーシャルワーク実習指導Ⅱ・Ⅲ」で実習を通して実習での学びからの気づきをまとめ、課題や提案を発表していきます。このような科目を通して、創造力とプレゼンテーション力を高めていきます。
本専修には、マイナー(副専攻)制度があり、他専修他学群生であっても要件を満たすことによって、「社会福祉」を専門として学修したことが認められます。
学修成果は卒業認定・学位授与の方針に定められた項目と、学修方法・学修過程(カリキュラム・マップ等)により示された、科目が目標とする学修の到達度が学生自身にとってどの程度であったかを示すものです。したがって学修成果は科目それぞれで設定されています。
各科目の内容と到達目標、評価方法はシラバスに明示され、目標への達成度が教員により評価されます。