~自律心を重んじ、 発想豊かな剣道を~
「自分自身にとって、チームにとって何が足りないのか。何を目指すのか」を自問自答できる環境作りをしています。剣道本来の「基本中の基本」をしっかりと学びつつ、個々の特性をいかした「自由な発想」をのびのびと発揮できる剣士の育成、集団作りを心がけています。
新渡戸稲造先生「武士道」に基づく「心構え」
新渡戸文化学園初代校長・新渡戸稲造先生の著書「武士道」。これは日本の侍が重んじた「精神的・文化的」な価値観・人生観を、世界の人々に伝える為に書かれたものです。そこに書かれている「義・勇・仁・礼・信・誠・名誉」の意味を新渡戸剣道流に要約し「新渡戸 文化学園の剣道」として稽古・生活における根幹となる「心がまえ」としています。
義
人の正しい道(道理・剣道においては理合)をわきまえ、誠意をもって行動・修練すること
勇(勇気)
真の機会を逃さず決断・行動すること
仁
他者を思いやり、いたわる心をもつこと
礼
他者に謙譲や丁重の心をもって接すること
信・誠
偽りがなく、真実を重んじて正直であること
名誉
羞恥心を知り、富や知識ではなく「高い志をもつこと」への誇りをもつこと
〔指導者の心構え〕
「知識のみではなく実践を重んずる態度」を指導者自らが示す
⚫︎自ら稽古に励んで研究・鍛錬を怠らず、常に手本を示す
⚫︎生徒に対するときは親心を持ち、過ちに対しては感情的に「怒る」のではなく理性的に「叱る」
⚫︎あらゆる「失敗」に対しては「成長の機会」と考える
⚫︎「結果」にとらわれず「過程」を見つめる
⚫︎勝利至上主義に陥らない