建築史特論

【授業の目的】

建築史学のはじまりから、現代に至るまでの研究史の大きな流れを概観する。その草創期に学問の基盤を築いた伊東忠太、関野貞、天沼俊一ら諸碩学の主要な業績や、学界を代表する宣言や論争、建築に「日本的なるもの」を求めた時代背景、建築保存をめぐる思想と実践の歴史などに焦点を当て、建築史学の社会的意義や、未来を創造するための研究のあり方などについて考え、話し合うことを目的とする。

【授業の概要】

第1回 イントロダクション

第2回 建築史研究のはじまり

第3-4回 建築史研究の歴史的展開

第5-6回 建築史上の宣言と論争

第7-8回 「日本的なるもの」をめぐって

第9-10回 復古と復元

第11-12回 建築保存論

第13-14回 建築史研究の社会的意義