武蔵野大学工学部建築デザイン学科
建築史研究室
私たちが自然の風景に出会って「美しい」と感じるように、人間の手になる建築の力強さや均整のとれた佇まい、用いられた材料の質感や風蝕が示す時間の経過など、先人たちの仕事と時代を超えた存在そのものの中に、やはり「美」を感じることがあります。これを大切にしたいと思う気持ちを「価値」と呼ぶならば、建築には、単なる用途や機能面での価値ばかりでなく、歴史的・文化的な意味において大切に守るべき、普遍的な価値があるといえるでしょう。
本研究室では、建築の文化遺産としての側面に着目し、その歴史的価値を明らかにするための調査研究や、保存活用に向けた取り組みを行っています。日本の建築文化をアジアの中で相対的にとらえ、世界の中での「アジアと日本」を活動の主なフィールドとしています。自然環境や気候風土の中で、人間が知恵と工夫を重ねた営みとしての建築に向き合うことで、私たちの過去と現在、そして未来について考えることを目的としています。
佐藤 桂 SATO Katsura
k-sato[at]musashino-u.ac.jp([at]を@に置き換えてください)
武蔵野大学工学部建築デザイン学科 建築史研究室(佐藤研究室)
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Sato Laboratory of Architectural History
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