calmute
心地よい豊かさを
TAISHI MIZUGUCHI
世界中で価値のある素材として古くから愛され続けている「べっ甲」
その光沢と質感は、歴史と文化を映し出す一片の芸術品といえるでしょう。
しかし、べっ甲は限りある資源であり、今後さらに大切に扱わなければならない素材です。
この希少な素材に込められた歴史と価値を尊重し、未来へと受け継ぐジュエリー。
地金をメインにしたシンプルなデザインは身に着けることで心地よい豊かさを感じてもらえると思います。
ただの贅沢ではなく、限られた資源を大切にすることで生まれる真の豊かさを提供できれば幸いです。
Research
なにわべっ甲 プラージュ様はべっ甲の良さを多くの方々に知ってもらいたいと様々なことに挑戦されている企業様。自社でべっ甲の原材料である、ウミガメの一種であるタイマイの養殖を石垣島で行なっていること、現在、タイマイはワシントン条約により貿易が禁止されており日本では1992年以降、輸入できないことなどを教えていただきました。
輸入禁止前に確保していた材料や端材製造を続けているが限りがあるため、べっ甲製品の希少性は年々高まってきているそうです。
プラージュ様は透かし彫りを得意とされており、繊細な表現に緻密に計算された作品はべっ甲細工の魅力と技術が遺憾なく発揮されています。制作現場にはジュエリーの制作で使用するものと近い道具も多くありましたが、べっ甲の元であるタイマイの標本を拝見した際、この状態からこれほどまでに美しいものができ上がるのか不思議に感じました。
「幅広い年齢の方にべっ甲を知ってもらい、身に着けてほしい」と伺い、共感した私はより多くの方に身に着けていただけるよう、シンプルなデザインを考案しました。ぜひ貴方の肌で、べっ甲の温かみや美しさを感じてください。