すだれと光を身に纏う
AOI KIKUMORI
scenelight (シーナライト)は、scenery (自然の風景) と light (光) を組み合わせた「光の景色」という意味から名づけました。すだれから漏れる自然の「光」と煌めく石の「光」が織りなすジュエリー。すだれならではの天然素材の優しい風合いと、向こう側が透けて見える特徴を活かし、身に纏うことですだれの魅力を感じて欲しいという想いを形にしました。日本に古くから伝わる家の伝統的な装飾から、光の演出と共に貴方の元で光の景色になって欲しいという願いを込めて・・・。
Research
日本に古くから伝わる、伝統的な家の装飾「すだれ」。今回ご協力いただいた井上スダレ株式会社様は、日本の伝統を守りつつ、時代と共に新しいすだれの姿を追い求めている企業様です。
訪問した際に見学した資料館には、手作業ですだれを作る道具や編み込む機械、竹を割る機械や竹を加工する道具、各国のすだれなどが展示されていました。絹糸や毛糸を巻き付けて絵が浮かび上がる芸術的なすだれなど国によってデザインや編み方に違いがあって大変興味深く、私が学んでいるジュエリーとどのように合わせようかワクワクしました。
私のすだれに対するイメージは、縁側に垂れ下がっている、向こう側が透けて見える、そよ風の吹く雰囲気。その雰囲気を感じるられるようなイメージを優先させ、様々な形状でデザイン展開をしました。フレーム部分のシルバーはマットに仕上げ、透けて見えるようピアス・イヤリングの裏側はシルバーの枠で挟み込んだデザイン。石も控えめでさりげなく輝く色を選び、一つ一つ丁寧に留めています。天然素材と石が光によって演出されるどこにもない景色をお楽しみください。