SHOTA KOYANAGI / 小柳 昇大
Embedded Files
Zero Reset
[ Watch ] Brass, Carbon steel, Silver, Copperシンプルな３針の時計のまま、付加機能を追加することを考え、一般的には秒針を止めることしかできないものを、リューズを引くと秒針が１２時位置に瞬時に戻り時刻合わせができる、ゼロリセット機構を搭載しました。古来からある原点的な３針のデザインのまま、付加機能をつけた時計が完成しました。
時計のデザインや機構の設計は全てＰＣで行っています。ＰＣで製作したデータをCＮＣフライス盤という自動切削機に読み込ませてパーツを削り出します。
外装パーツである、時計の針もCNCで削り出しましたが、針は0.2㎜以下の厚みにする必要があるので、最後は手作業で研磨を行い完成させます。
時計の歯車やネジは旋盤を使用し、製作していきます。歯車の歯の部分は専用のカッターを使用し切削していきます。
時計の文字盤に使用する部品は、日本の伝統着色技法である緋胴で製作をしました。この緋銅は弊校ジュエリー科の方に協力していただき作り上げられたものになります。
CADにて作られた時計の完成図です。この完成図に外装のイメージが近付くように制作していきました。
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