2026年8月21日 水産研究所フィールドワーク
希望者を対象に、8月21日(金)に志摩市浜島町の水産研究所を訪問し、海洋に関するフィールドワークを実施しました。午前中は、調査船「あさま」に乗船し、海の透明度の測定やプランクトン採集などを行いました。出航の際に見学した操舵室では、ずらりと並んだ機器の一つ一つについて説明いただき、生徒は興味津々な様子でした。表層部とより深いところの海水温が全く異なることも、実際の感覚とデータの両面から知ることができました。
午後は三重県の水産業に関する講義を受け、採集した海洋プランクトンの観察、飼育場の見学を行いました。自分で見つけたプランクトンの同定を試みたり、イセエビの生態について詳しく質問したりする生徒の姿が見られました。
お忙しい中、安全に研修を行えるようにご尽力いただいた水産研究所の皆様、ありがとうございました。生徒の皆さんには、今回見聞きしたことを自らの学びとして蓄積し、今後の進路選択や探究活動に活かしてほしいと思います。
2026年8月18日、19日 中学生実験講座
8月18日(火)・19日(水)に開催したオープンスクールの2日間、伊勢高校のSSH事業について中学生に広く公開することを目的として、午後に「中学生実験講座」を行いました。1日目は45人、2日目は29人の中学生の皆さんに参加していただきました。
2日間とも同じスケジュールで、最初に、視聴覚室でSSアドバンス探究Cの生徒3人が探究活動の成果「地盤への酸性液体注入による液状化対策の可能性について」を発表し、そのあと、中学生の皆さんは、自分が希望した科目の講座に分かれました。物理講座では「波動」の実験を通して、教室を歩き回って音の聞こえ方が違うことを確かめたり、おんさの波長を実際に計算してみたりしました。実際の数値と近い計算結果が出ると歓声があがりました。化学講座では「液体窒素」の実験を通して、風船、花、バナナ等を凍らせ、超低温の世界を体験しました。参加者のみなさんからは、「予想が当たっていなくても、新しい発見になった」「液体窒素の意外な使い道を知れた」などの感想がありました。生物講座では、生物の進化をシミュレーションする「折り紙バード」の実験を行いました。今中学校で学習していることが、高校での学びにつながっていると感じることができた人もいたようです。
この取組を通じて、科学の世界への興味が高まったなら、大変嬉しいです。中学生のみなさん、伊勢高校で一緒に学ぶ日を心待ちにしています!
2026年8月5日、6日 SSH生徒研究発表会
8月5日・6日に神戸国際展示場で開催されたSSH生徒研究発表会に、本校生徒が参加しました。
今年度は地学分野から3名の生徒が、「地盤への酸性液体注入による液状化対策の可能性について」をテーマに研究発表を行いました。惜しくも入賞には至りませんでしたが、自信を持って堂々と研究成果を発表し、審査員や見学者からの質問にも落ち着いて受け答えをする姿が見られました。
また、全国のSSH指定校によるさまざまな研究発表を見学し、多様な視点や研究手法に触れることで、多くの刺激や学びを得る貴重な機会となりました。全国の舞台で発表できた経験は、生徒たちにとって大きな自信と財産になったことと思います。今回得た学びや経験を、今後それぞれの進路や人生のさまざまな場面で生かしてくれることを期待しています。
2026年8月5日、6日 SSH国内研修(関西方面)
関西方面の訪問先は、1日目の午前はSSH生徒研究発表会の見学に神戸国際展示場へ、午後からは同じくポートアイランド内の国際くらしの医療館・神戸を訪れ、医療機器や最新の医療事情に関する説明を受けながら、実際に医療器具を見たり触ったりさせていただきました。夜には京都大学へ進学した本校卒業生も合流し研修会を実施しました。卒業生と話す中で、受験勉強や学生生活や就職活動などの経験をたくさん聞くことができ、有意義な研修会になったと思います。 2 日目の午前は京都大学宇治キャンパス若宮研究室を訪れました。講義を受けた後、施設の見学をさせていただきました。講義の前半では夢を持つ大切さについて、夢を持てば勉強に対する考え方も変わるという内容で話していただき、後半は最先端の研究についてお話しいただきました。施設見学では測定機器や実際の作業などを見せていただききました。午後からは京都大学の構内を散策しました。希望者は現役京大生(伊勢高校卒)に丁寧に説明を受けながら構内の案内をしてもらうこともできました。また、京都大学総合博物館を最後に見学し、文化史、自然史、技術 史の広い分野にまたがる展示を見ることができました。 2 日間を通して、最先端の研究をされている科学技術系の施設を中心に訪問させていただきました。これらの施設は展示内容や実験施設も最先端のものであるうえに、講義や説明していただいた内容も身近なものをテーマに取り上げてくれているため、生徒は講師の解説に熱心に聞き入り、研修を進めることができました。2日間の研修で得られたことを今後の探究活動や進路決定等に生かしてください。
2026年8月3日、4日 SSH国内研修(関東方面)
本校では最先端の研究を行っている施設等を訪ね、その研究内容について学ぶとともに、自然科学分野における視野を広げる機会とすることを目的として、毎年夏休みに国内の大学や研究所、博物館等を見学する「国内研修」を実施しています。関東方面の研修は、8月3日(月)から4日(火)にかけて実施しました。
1日目は、東京大学に行き、本郷キャンパス内を現役東大生(伊勢高校卒)に案内してもらいました。生徒たちは、大学の敷地の広さ、初めて感じる研究機関の雰囲気に刺激を受けたようです。次に東京大学地震研究所を訪問し、古村孝志所長から、地震が起こる仕組みから最新の研究内容まで、三重県の地理的条件も踏まえながら説明していただきました。その後、大学院生お二人の案内で「はぎとり標本」、地震計博物館の見学を行いました。最初は緊張した様子の生徒たちでしたが、「色んな事に興味や疑問をぶつけて研究していく事の大切さを教わった」「地震学だけでなく、火山学、地質学、そして建物の耐震工学など、様々な分野の専門家が協力して「減災」という一つの目標に挑んでいる姿がとても格好いいと感じた。」など、本物の研究に触れて、学問の世界への興味が高まったようです。
夜は関東在住の大学生・大学院生(伊勢高校卒)と本校生徒が座談会を行いました。受験勉強のこと、私生活のこと、将来のことなどを質問し、先輩方の生き方から多くのことを学んだようです。卒業生の皆さんからは、「受験という経験は大事だが、勉強が全てではない。いろんなことに興味を持って、コミュニティを広げてほしい」というメッセージをいただきました。
2日目は、モノレール「ゆりかもめ」に乗り、お台場の日本科学未来館に行きました。台風の影響で真夏とは思えない爽やかな気候でした。体験型の展示で最先端の科学を体感したり、研究分野で活躍する方々の想いに触れたりする中で、自身の探究活動のヒントをたくさん掴めたことと思います。
この2日間の研修に参加した生徒の皆さんには、今回の貴重な経験を、自らの進路選択や今後のSSHの活動に最大限に活かして欲しいと思います。
2026年7月18日 SSH東海フェスタ2026
東海地区を中心としたSSH指定校が集い、課題研究の成果を発表し合う「SSH東海フェスタ2025」が、名城大学附属高等学校の主催で開催されました。本校からは3年生が参加し、口頭発表1件、ポスター発表1件を出展しました。
入賞には至りませんでしたが、発表後、質疑応答を通して多くの助言をいただいたり、他校の発表に刺激を受けたりと、今後の研究につながる大変有意義な1日となりました。
2026年7月16日 分子科学研究所訪問
7月16日、愛知県岡崎市にある分子科学研究所に2年生3名が訪問しました。午前中は計算科学研究センターと極端紫外光研究施設(UVSOR)で講義を受講しました。日本の科学を支える共通研究施設の現場を間近で見学し、大きな刺激を受けた様子でした。午後は瀬川泰知先生の研究室にて、実習および課題研究のご指導をいただきました。X線結晶構造解析をはじめ、普段は体験できない貴重な装置や器具を前に、生徒たちは深く感動していました。また、課題研究の情報交換会では、他校の生徒や大学院生から有意義なアドバイスを受けることができました。参加した生徒からは「新しいことに触れる楽しさを知った。今後は自ら進んで学びたい」「思考力・判断力・表現力はもちろん、基礎知識の重要性を実感した」といった前向きな感想が聞かれ、非常に実りある一日となりました。
2026年7月14日、15日 SSアドバンス探究A選択生講座「プチ探究」
7月14日・15日の2日間で、SSアドバンス探究Aを選択した1年生39人を対象に、自然科学の分野で仮説検証のプロセスを体験する「プチ探究」講座を実施しました。全員が10班に分かれ、「“よく飛ぶ”折り紙飛行機を作ろう」という課題で、基本調査⇒仮説設定⇒実験計画⇒実験・記録⇒分析・考察⇒発表・質疑応答を経験しました。この講座は、情報収集のしかたについて図書館と連携しているほか、物理の流体力学、数学の統計的な分析手法、発表原稿のまとめ方など、個々の教科で学んでいる、あるいはこれから学ぶ内容を統合的に扱うものでした。また、工学・情報学の分野で活躍されている卒業生お二人にもTAとしてお越しいただき、研究における心構えや実験の講評などを伝えていただきました。生徒の皆さんは、初めて体験する探究のプロセスにかなり頭を悩ませている様子も見られましたが、探究活動を進めていくうえで必要な考え方、これから身に付けるべき知識や技能に意識を向け、仲間と協力しながら学ぼうとする姿勢が頼もしかったです。今回学んだことを、今後の地域のPBLや2年生以降の課題研究に活かしていってほしいと思います。皆さんの今後の活躍に期待しています!
2026年7月13日 伊勢志摩牟婁地区探究交流会
7月13日(月)、伊勢高校SSH初の試みとして、三重県の伊勢志摩地域及び牟婁地域の高校生と探究活動の交流会を実施しました。伊勢工業高校、宇治山田商業高校、尾鷲高校、志摩高校、水産高校の皆さんには実際に本校にお越しいただき、熊野青藍高校木本校舎の皆さんにはオンラインで参加していただきました。本校アドバンス探究C選択生の司会のもと、第1部では各校の探究活動の概要とこれまでの探究成果を共有し、第2部ではテーマ設定のワークショップ・進捗報告会の2つの分科会に分かれて活発な議論が交わされました。同じ三重県南部の高校生同士ではありますが、各高校が得意としている分野を知って刺激を受けたり、地域による視点の違いに興味をもったり、地元ならではのトークが飛び出したり、高校生ならではの柔軟な発想から議論の広がりや深まりを感じる2時間となりました。伊勢高校としても、この度の参加校の皆さんの知見に学び、また交流ができる機会に向けて、探究活動を深めていきたいと思います。
お忙しい中参加していただいた高校生の皆さん、先生方、この場を借りて御礼申し上げます。ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。
2026年7月11日 第2回三重大学医学部講座
7月11日(土)、伊勢高校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の一環として、三重大学医学部において今年度第2回目となる「医学部講座」を実施しました。
はじめに、大学の先生より動物の解剖から組織染色にいたるまでのプロセスについて講義を受けました。麻酔から還流固定までの流れや縫合についての解説、HE染色の方法などについて詳しくご説明いただきました。続いて、発達障害に関する講義も行われ、発達障害について学ぶとともに、それらの研究のために解剖実験が行われているという、医学研究の目的や意義についても深く理解することができました。
講義の後は、6人のグループに分かれて実習を行いました。先生方の丁寧なご指導のもと、ラットの解剖実習、HE染色の実習、染色した切片の観察、骨模型を用いた実習など多岐にわたるプログラムに取り組みました。生徒たちは緊張感をもって真剣に実習に臨んでいました。
また、医学科の学生4名の方々にもご参加いただきました。医学部の学生生活や高校時代における受験勉強の方法などについて、学生の皆様から直接お話を伺うことができ、生徒たちにとって非常に貴重な機会となりました。医学研究に触れ、医学生と交流できたことは、生徒たちが自身の将来や進路を考える上で、大変有意義な経験となりました。お忙しい中貴重な時間を割いて熱心にご指導いただきました三重大学医学部の皆様に心より感謝申し上げます。
2026年7月10日 芝浦工業大学附属柏中学高等学校・倉田山中学校との探究エシャンジュ
7月10日(金)、日々の探究活動の成果の交流・ブラッシュアップと異校種連携を目的として、千葉県の芝浦工業大学附属柏中学高等学校の科学部の生徒及び先生方、伊勢市立倉田山中学校の3年生3人と、本校のアドバンスB選択生徒4人がオンラインで交流会を行いました。オンラインで県外の高校と交流を行うという初の試みに対して、はじめは緊張した表情を見せていた伊勢高生ですが、自らが設定しているテーマについて簡単に紹介をした後、芝浦工業大学附属柏中学高等学校の生徒さんや先生方から、「高校の探究活動における実現可能性」や「研究を進める中で身につく力」という視点からアドバイスをいただき、大変有意義な時間になったようです。倉田山中学校の生徒のみなさんも、普段気になっていることや、高校進学後に探究活動で取り組んでみたい内容について、積極的に自分の言葉で伝え、県外の高校生からアドバイスをいただくことができていました。今回受けた刺激を、ぜひ夏休み以降の生活や、自らの探究活動に活かしていってほしいと思います。
最後になりますが、この探究エシャンジュにご参加いただいた皆様に、この場を借りて心より感謝申し上げます。
2026年7月10日 SSアドバンス探究A選択者対象「生物実験講座」
主に顕微鏡による細胞観察の技術向上と免疫に関する理解を深めることを目的として、7月10日(金)午後、皇學館大学教育学部の先生方ならびに学生の皆さんのご指導のもと、生物実験講座を開催しました。講義では、中松教授による探究活動の重要性についての講話、澤先生および学生による観察実験、さらに寄生バチに関する研究の紹介など、大変興味深い内容が展開されました。実験では、細胞の食作用の観察を目的に、アワヨトウの幼虫の体液を用い、異物に見立てた蛍光色素を細胞が取り込んでいる様子を観察しました。今年度はアドバンスを選択した生徒が例年より多く、今回の研修を通じて、参加した39人の生徒それぞれが、今後の探究活動に生かせるヒントを得ることができたようです。予定時間を超えてご協力いただいた皇學館大学の先生方と学生の皆さんに、深く感謝申し上げます。
2026年7月9日 SS探究Ⅱ、SSアドバンス探究B 課題研究第1回中間発表会
SS探究のメインプログラムである「課題研究」。1年生の3学期にグループ分けとテーマ設定を行い、2年生のほぼ1年をかけて研究と成果のとりまとめを行っていきます。
2年生の1学期は、グループごとに「研究計画」を立てることが主な活動になります。7月9日(木)、その成果を共有する第1回中間発表会が実施され、各班が研究計画とこれまでの進捗状況を発表しました。
今回の発表会には、昨年度に課題研究に取り組んだ3年生も参加しました。2年生の発表内容に対し、実際に研究をやり遂げた経験者の視点から、鋭い質問や実践的なアドバイスが送られました。
また、SSアドバンス探究B選択生徒は、本校の卒業生とオンラインで交流を行いました。大学や大学院等で専門的に学ぶ先輩たちの視点から意見をもらうなど、非常に有意義な意見交流の場となりました。
2年生は、今回もらったアドバイスを参考にしながら、計画に基づいていよいよ本格的な研究に取り組みます。2学期末には第2回中間発表会を行う予定です。充実した課題研究になるよう、これからの活動も頑張ってください。
2026年7月8日 SSH英語口頭試問
3年生のSS探究Ⅲ・SSアドバンス探究Cの277名の生徒を対象に、SSH英語口頭試問を実施しました。近隣の高校から6名のALTを面接官としてお招きし、生徒一人ひとりがALTと1対1で英語による口頭試問に臨みました。試験では、自身の研究内容を英語で説明し、その後、研究に関する質問に英語で答えました。
初めて会うALTとの英語でのやり取りに緊張した様子も見られましたが、本番直前まで熱心に練習を重ね、その成果を十分に発揮していました。試験を終えた生徒からは、達成感や充実感が感じられる表情が多く見られました。
今回の経験を通して、自分の考えや研究内容を英語で伝える力の重要性を実感できたことと思います。今後も英語の運用能力をさらに磨き、国際舞台で活躍できる人材になることを目指して学びを深めていくことを期待しています。
2026年6月4日 SS探究Ⅰ卒業生講演会
令和8年6月4日(木)7限目の探究の時間に、本校卒業生(60期生)の宿女(やどめ)ひな様をお招きして、「葉緑体からAIの世界へ!"好き"から広がった理系の進路」という題目で1年生(266名)に講演をしていただきました。宿女様は、本校在学時にSSHでの探究活動で以前から興味を持っていた植物について研究し、その後の大学・大学院での葉緑体の研究に取り組みました。大学院修了後は、未経験のAI開発へと分野を越えて挑戦されています。講演では「"好き"を軸にした選択が道を切り開くこと」、「研究で培った論理的思考や仮説検証などのスキルは、分野が変わっても大きな強みになること」など、実体験に基づいたアドバイスをいただきました。
講演会後は、希望者対象の座談会を実施し、生徒からの質問に一つ一つ丁寧に答えていただきました。この貴重な経験を今後の探究活動や進路決定に活かしていってもらえたらと思います。