活動報告2020

2021年319日 SSH課題研究成果発表会

 SS探究のメインプログラムである課題研究は、1年生の3学期にグループ分けとテーマ設定をすることから始まり、2年生のほぼ1年間をかけて研究と成果のとりまとめを行います。今年度は新型コロナウイルス感染症による休校や、中間発表会の分散実施など、例年とは違う状況の中、2年生はそれぞれの研究を頑張って進めてきました。

 その成果の発表の場として、3月19日の成果発表会(最終発表会)で2年生全員がポスター発表を行いました。成果発表会も、中間発表会と同様に、感染症対策のためいくつかの教室に分散して行いました。また、発表会の形式もこれまでと異なり、事前にポスター発表の状況を撮影した動画を2年生と1年生が視聴し、発表者がその場で質疑に応じるという形式で行いました。外部の方には、SSアドバンス探究の発表会をオンライン会議システムで配信しました。これにより、校外で視聴されていた運営指導委員や中学校の先生方からも質問やコメントをいただくことができ、これまでにない新しい方法による発表会となりました。

 3年生になると、研究成果を論文にまとめる活動に入り、課題研究もいよいよ大詰めとなります。よい論文が残せるよう、最後までしっかり頑張ってください。

2021年1月14日 地域のPBL最終発表会

 1年生のSS探究Ⅰの活動「地域のPBL」は、11月のクラスごとの中間発表会以後、各グループがこれまでの成果をポスターにまとめる活動を行ってきました。1月14日に体育館で学年全体の最終発表会を行い、発表者はこれまでの成果をしっかりと発表することができました。

 今後は2年生での課題研究に向けた準備に入りますが、「地域のPBL」の活動を通じて学んだ探究活動の手法を生かして、より高度な探究活動を行っていけるこを期待しています。1年生のみなさん、今後も頑張ってください。

2020年12月15日 天文観測会

 SSC天文部が天文観測会を行いました。場所は本校屋上の天文台付近です。ふたご座流星群の観測が主な目的で、ピークの1日後になってしまい、また雲も出ていましたが、複数の流星を見ることができました。また、オリオン座やおうし座、ふたご座など冬の星座もたくさん観測できました。

2020年11月19日 地域のPBL中間発表会

 1年生はSS探究Ⅰの時間に、「地域のPBL」という活動を行っています。これは地域が抱える課題の現状について調べ、解決策を考えるという活動です。生徒たちは、夏休みに各自が設定したテーマに基づいて地域の課題について調べ、ワークシートを完成し、8月に報告会を行いました。

 夏休み明けからは、興味をもっている分野が共通している生徒数名でグループを編成し、グループごとに設定した課題について研究を深め、解決策の提案につなげる活動を続けています。

 11月19日には、地域のPBL中間発表会を行いました。中間発表会に向けて、各班は「どこでもシート」を利用して発表準備を進めてきました。中間発表会では、ここまでの成果をクラスの前でしっかり報告し、それに対して活発に質疑応答を行いました。中間発表会で交わされた質問や意見をもとに、あらためて課題をポスターにまとめ、3学期初めの最終発表会につなげます。

2020年820日 SSアドバンスA実験講座(2日目)

 20日、1年生の「SSアドバンス探求A」選択者を対象とした実験講座の2日目です。午前中の生物実験講座は皇學館大学教育学部の中松研究室で、中松豊教授、澤友美助教をはじめとした研究室のみなさん、学生のみなさんのご教示のもと、アワヨトウの血球の食作用の観察を行いました。参加した伊勢高生は、慣れない顕微鏡を操作しながら一生懸命実験•観察に取り組みました。指導にあたる学生の数の方が伊勢高生よりも多いくらいで、伊勢高生は盛んに質問し、皇學館大学の学生の方も熱心に答えてくださいました。

2020年8月19日 SSアドバンスA実験講座(1日目)

 8月19日と20日の2日にわたって、1年生の「SSアドバンス探求A」選択者を対象に、実験講座を実施しました。1日目の19日はガイダンスと化学実験講座を行いました。午前中のガイダンスでは、「SSアドバンス探求A」の概要と課題研究についての説明を行い、参加者は先輩の課題研究についての説明に興味深く聞き入っていました。

 午後は化学実験講座を行い、参加者は未知の金属を同定するという課題を与えられ、グループごとに知恵を出し合って課題に挑んでいました。

2020年8月18日 水産研究所フィールドワーク

 1年生のSSアドバンスA選択者を対象に、水産研究所と志摩マリンランドの見学会を実施しました。午前中は水産研究所の見学で、職員の方から説明をしていただき、その後イセエビの養殖施設、人工衛星からの情報をもとにした漁海況解析などの研究施設を見学しました。三重県がかかえる水産業の課題などについての説明では、熱心にメモをとる姿が見受けられました。

 午後からは志摩マリンランドの施設見学を行いました。志摩マリンランドは今年で開館50周年を迎え、特別展が行われています。この日は館長さんをはじめ飼育員の方の解説等をいただきながら、施設の見学をしました。普段見ることができない海の生き物などを興味深く観察していました。

2020年8月6日 地域のPBL中間報告会

 本校1年生は、6月18日に地域のPBLの全体説明を行い、その後各自で地域の課題を1つ取り上げて、その現状について調べてワークシートを作成してきました。

 8月6日には、完成したワークシートをもとに報告会を行いました。

 報告会では、各クラスで5人程度のグループに分かれて、グループ内で自分の調べた内容を報告しあう形式で行いました。各グループでは、報告とそれに対する質疑応答が活発に行われました。中間報告会で交わされた質問や意見をもとに課題をまとめ、2学期の活動につなげる予定です。

2020年8月6日 課題研究中間発表会

 8月6日(木)の7、8限は2学年が課題研究中間発表会を行いました。各教室に分かれて3年生の生徒が司会進行を行い、2年生の各班がこれまで取り組んできた研究の報告に対して、審査と質疑応答を行いました。

 3年生は昨年から課題研究に取り組んできた経験を活かして、積極的に質問をしたり、意見を言ったりしていました。2年生も先輩たちの鋭い質問に対してしっかり回答しており、活発な交流を通して課題研究を深める、有意義な発表会となりました。

2020年720日 SSH課題研究英語口頭試問

 3年生を対象にこれまで研究を重ねてきた課題研究について英語で口頭試問を行いました。県立学校の6人のALTに協力を得て、ネイティブの面接官に対して自分の課題研究の概要を英語で説明し、面接官の先生からの質問に英語で応答しました。はじめは緊張しながらも、英語で課題研究の内容についてやり取りができた後には満足げな様子もみられました。

2020年6月18日 地域のPBL説明会

 本校は、文部科学省から「SSH(スーパーサイエンス・ハイスクール)」の指定を受け、将来社会をけん引する科学技術人材の育成に取り組んでいます。

 1年生は「地域のPBL-Project Based Learning-」に取り組みます。本日はその第一歩として全体説明を実施しました。

 本校では、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、体育館において換気が十分ではない場合に備え、大型送風機4台を導入しています。また、体育館での集合はひとつの学年までに限定しています。

2020年6月10日 台湾文山高級中學との共同プロジェクトに参加しました

 SSH海外研修で交流している台湾の文山高級中學が主導するプロジェクト「Take Action to save the insects around us」(身の回りの昆虫を救うために行動を起こそう)に、本校から有志生徒9名が参加しました。このプロジェクトは、SDGsに関連したテーマに沿って世界の高校生と交流しながら課題に取り組む2019 International Carnival for Networked Communityの活動の一環として行われたものです。このたび、プロジェクトに参加した証として、Apec Cyber Academyの台南大学から一人ひとりに賞状をいただきました。