1.授業(本務校)

近畿大学・理工学部・機械工学科

県立広島大学・経営情報学部

〔アルゴリズム入門〕 2年生・前期・選択

ある問題を解決するときには,必ずそれに必要な処理とその順番がある.アルゴリズムとは「問題解決の手順」を示したものである.この科目では,まずプログラミングを作る前の土台を作り上げることを目的として,コンピュータの構成や仕組みについて概説し,次いでプログラミングの基礎知識を詳説する.さらに,基本的なアルゴリズムをわかりやすく解説する.

〔アルゴリズム演習〕 2年生・後期・選択

ある問題を解決するときには,必ずそれに必要な処理とその順番がある.アルゴリズムとは「問題解決の手順」を示したものである.この科目では,アルゴリズムの理解力と開発力の習熟を目指し,ソフトウェアの操作,制御構造の習得を経て,並び替えと探索,数値計算,文字列処理などの各種問題に関するプログラムを開発する.

〔データマイニング論〕 3年生・前期・選択

データマイニングは,大量のデータの中から有用な知識を発掘するための技術の総称と言える.特に,OR,統計,人工知能,機械学習,情報検索などの技術を総合的に活用した,実用指向の情報処理技術として急速な進展を遂げている.この科目では,データマイニングの基本的な手法の適切な理解と習得に努めることを目標とし,まず確率・統計,情報理論の基礎を説明し,相関ルール分析,ベイズ分類,決定木,相関・回帰分析,クラスタリングといったデータマイニング手法をわかりやすく解説する.

〔品質管理論〕 3年生・後期・選択

日本の近代工業を世界の一流に引き上げた牽引力の一つに品質管理が挙げられる.品質管理は一種の科学技術であり,これを運用するにあたって,品質管理の土台を構築している数理についての正当な認識を身につけておくことが必須である.この科目では,品質管理を支える統計の基礎に焦点を当て,データ整理の定石から統計的検定や推定,抜取検査、管理図,相関と回帰,判別分析,実験計画法といった品質管理手法の基本をわかりやすく解説する.なぜ品質管理の中心に正規分布があるのか,3シグマや6シグマが現象的に何を意味するのか,など背景にある数理的考え方の理解を目指す.

〔プログラミングⅡ〕 3年生・前期・選択

ある問題を解決するときには,必ずそれに必要な処理とその順番がある.アルゴリズムとは「問題解決の手順」を示したものである.この科目では,プログラミングに必要な数的思考,データ構造とアルゴリズムに関する基礎的事項の習得を目指し,2進数,論理演算から流れ図,リスト,スタックとキュー,各種アルゴリズムなどについて,わかりやすく解説する.

〔プログラミング演習Ⅱ〕 3年生・後期・選択

ある問題を解決するときには,必ずそれに必要な処理とその順番がある.アルゴリズムとは「問題解決の手順」を示したものである.この科目では,アルゴリズムの理解力と開発力の習熟を目指し,ソフトウェアの操作,制御構造の習得を経て,方程式の解法,スケジューリング,確率シミュレーションなどにおける各種問題に関するプログラムを開発する.

〔フレッシュマン・セミナー〕 1年生・前期・必修

この科目では,大学生活の基礎知識および大学生としての学習方法の習得,大学教育についての理解等をもとにして,大学において学生が主体的に学ぶことができる能力を培う.多人数クラスでの講義および10名程度の少人数クラスでの演習を適宜併用する.特に,ノートテイキング,リーディング,アカデミック・ライティング, プレゼンテーション,図書館およびインターネットによる情報収集等の基本的な学習方法については,具体的な教材をもとにして,少人数クラスでの実践的な指導を行う.

県立広島大学大学院・総合学術研究科

〔数理情報システム研究〕 1年生・前期・選択

ゲーム理論は,自分だけでなく相手のことも考慮に入れて意思決定を行う場合に広く活用される問題解決の枠組みである.この科目では,ゲーム理論を通じて事象をモデル化して構造的に考える能力を習得する.内容としては,ナッシュ均衡,ミニマックス定理,シュタッケルベルグ均衡,部分ゲーム完全均衡,ナッシュ交渉解などをわかりやすく説明する.

〔数理情報システム演習〕 1年生・通年・選択

この科目では,まず問題発見・解決のための科学的方法の基礎知識について概説し,役立つ情報をデータから抽出するための統計的方法の適切な理解と習得に努める.さらに,各種統計解析的アプローチについて学習し,事例研究を通じてその理解を深める.このとき,各種手法に関してこれを実践するためのコンピュータ・プログラムを作成し,事例分析を遂行する.