一般社団法人 大学行政管理学会
会長 杉原 明
本年の定期総会・研究集会は、大阪の追手門学院大学で開催されます。今年の大阪は、万博の開催で大変賑わっています。会場を内定した当時は、まだ万博についてあまり話題になっておらず、本当に開催されるのかさえ不透明に思えたのですが、始まってみれば大変に盛り上がっています。定期総会・研究集会へのご参加にあたっては、宿泊施設が取りづらいなどのご不便をおかけすることもあるかと思いますが、せっかくの機会ですので、お時間の取れる方は、少し足を延ばして万博会場にも行かれてはいかがでしょうか。
万博というイベントは、「新しい技術や商品が生まれ、生活が便利になる“きっかけ”」となることを目的の一つとしています。世界を取り巻く環境には数多くの難題が存在し、明るい未来を描くのは決して容易ではありません。しかし人類は、どの時代においても新しい技術で未来を切り拓き、よりよい社会を実現しようと努力を重ねてきました。その積み重ねが現在の繁栄につながっているのだと思います。そのことを私たちが忘れずにいるためにも、万博のようなイベントは重要な役割を果たしています。
さて、本年の研究集会のメインテーマは「高等教育の未来を切り拓く戦略と実践」です。厳しい環境の中でも、私たち一人ひとりが、よりよい高等教育の未来を真剣に考え、そして行動を起こしていくことが大切です。その「きっかけ」として、研究集会は非常に重要な役割を担っています。万博に負けないくらいの活気ある2日間となるよう、みなさまのご参加をお待ちしております。
2025年6月