RyuVoN (2017.4. - 2019.3)
Kashima Foundation 鹿島学術振興財団
PI: Yuka Hayashi
Collaborators: Reiko Aso, Yukinori Takubo, Shigeto Kawahara, Seunghun J. Lee, Thomas Pellard, Yosuke Igarashi
宮古語池間方言と八重山波照における無声鼻音の研究
Research on the voiceless nasals in Ikema Miyakoan and Hateruma Yaeyaman
This project investigates the sound system of two Ryukyuan languages: the Ikema dialect and the Hateruma dialect.
本研究は、日本の中の消滅の危機に瀕した言語(危機言語)である琉球諸語の音声について、失われゆく言語音声を世界の言語の音声目録の一部としてより正確に記録すること、またそれによって琉球諸語学や一般音声学に貢献するものである。本研究期間においては、そのような音声の一つである無声鼻音について研究を行う。本研究の目的は、これまで知覚印象だけにより記述されていた無声鼻音について、機器分析の手法を組み合わせてより信頼性の高い記録・記述を行うことにより、この音声を世界の無声鼻音の中に位置づけること、そのように危機言語の音声を残すことで、将来にわたる琉球諸語、一般音声学における本音声の研究を可能にすることである。以下では、このことを、本研究の意義・価値や構想理由を含めより詳細に述べる。
Papers
Major Presentations
Presentations with RyuVoN materials