ゲスト:
伊藤道史 ( 東京藝術大学 映像研究科 メディア映像専攻)
uku kasai( Producer / Singer )
ホスト:
JACKSON kaki / 新垣 隆海(IAMAS Time-Based Media Project )
「VR」「AR」「MR」「XR」「メタバース」など、VRと、それに関連したテクノロジー/メディアが急速に進歩し、私たちにとって一般的な言葉となった。しかし、「VR」の概念はそれ以前から存在した。それは文学や映像、演劇、美術。あらゆる表現において人類は「VR」を「表現」していた。「ヴァーチャル」とは「リアリティー」とは。VRが一般的になった私たちは、どのように表現活動を行っていくのか。HMDで表現することだけがVRなのだろうか。VRの概念を問い直し、新しい表現と可能性について拡張させていくことを目的とし、トークセッションを開催する。
伊藤道史
東京藝大院 映像研究科 メディア映像専攻 在籍
バーチャルリアリティを中心に用いて作品制作をしてきた。
現在はインタビューやドキュメンタリーなど現実と向き合う手法を用いて、病理や宗教などある人々にとって非現実的=バーチャル/フィクショナルなイメージを扱(おうとし)ながら、ある世界の認識の仕方が一人一人特有の身体や言語から立ち上がっていることと、今私たちがいる時空間とは別にありえた世界について考えている。
uku kasai
Produceer/Singer
2020年から現在の名義で活動を始め、ライブ活動も行う。
湿度ある声色をトラックに落とし込むその手法から、他と無い空気感を持った作品を作り出す。
JACKSON kaki / 新垣隆海
JACKSON kaki(本名:新垣隆海)は3DCG を中心に、VR/AR/MR、ビデオ、ゲーム、インスタレーション、サウンドアート、DJ/VJなど、マルチ・メディアの作品を制作するアーティスト / クリエイター。
インターネットが登場した時代に生まれ、ポスト・インターネットの時代を生き、ポスト・VR、ポスト・メタバースの時代に思いを馳せる。
現在、情報科学芸術大学院大学(IAMAS) 博士前期課程に在籍。