第1学年SSH常呂川講座
6月19日(水)5・6校時に行われたGSⅠでは「常呂川講座」として北見工業大学の宇都正幸先生より講義を受けました。講義では常呂川の豊かな生態系や地理的・気候的要因が水質に及ぼす影響を画像や資料と共に、時に宇都先生から生徒への質問も混じえながら解説して頂きました。巡検の取り組み方のレクチャーでは、野外研究の注意点として「“安全に”、“正確に”行動することが第一」と話され、より正確な測定値を結果を得るために実験器具や試料を汚染しないこと、測定で使用するものを過度に触れないことや共洗いをするなどについて注意を促されました。レポートの書き方については、今まで書いたことのある読書感想文との違いを例に挙げて「抽象的な表現をせず事実を簡潔に書く」、「事実と主張・推測は明確に分けて書く」という大前提のもと、得られたデータを整理して結果を説明し、結果に基づいた考察を述べるというレポートの基礎を学ぶことができました。後半には学生が作成した研究ポスターや宇都先生が現在取り組んでいる3つの研究も紹介され、1週間後に常呂川調査を控えた生徒たちは終始、宇都先生の話に熱心に耳を傾けメモをとっている様子でした。
GSⅠでの「常呂川調査」は6月24日(月)から1日2クラスずつ3日間にわたって行われ、水質の化学分析や流速の測定、水生生物の調査等のフィールドワークを行う予定です。
▼講義のようす
生徒代表からの謝辞