第7・8回HTⅠ研究活動
10月14日・28日(金)5・6校時、1年生普通科の北斗タイム(HTⅠ)の活動が行われました。
調査・実験が山場を迎え、活動教室は生徒たちの声で活気に満ちています。
両日ともに活動をサポートして頂いたのは北見NPOサポートセンターの谷井理事長と本校卒業生の北海道立オホーツク食品加工技術センター研究員の太田悠介さん、北見工業大学の大学院生の方々です。谷井理事長は主に社会科学系がテーマのグループをまわり、調査した内容や自分達がたどり着きたい結論への繋げ方を指導したり、現在困っていることなどの聞き取りをしていました。生徒が考えを言葉にすることでまとめたことが自然と整理されていき、同時に論理的でない部分や課題もあぶり出されるため、より考察が深まっているようでした。
実験を行っている教室では、前回TAから受けた助言を参考に対照実験をしたり、実験の撮影やデータを表にまとめるなど、各グループで様々な活動が行われていました。豚肉の熟成についての実験をしたグループでは、三角フラスコ内の溶液に粉末を入れて攪拌する際、太田さんからフラスコの口にアルミ箔で蓋をする方法を提案して頂きました。研究者の方法は無駄のない理に適った方法で、生徒たちにはとても勉強になるものでした。電子顕微鏡の映像を撮影していたグループは手ぶれでフレームアウトするためにとても苦労していましたが、撮れたものは発表会で説得力を増す材料になることでしょう。
ポスターの作成を始めたグループもいくつかありました。話し合いながら文面や挿入する図を考えていました。また、自分の思い通りのグラフにならなかったり、文章の行間隔や改行後の文字の位置を変更できないなど苦心していましたが、タブを開いて項目の数値を変更してみたりインターネットを調べながら、試行錯誤しているようでした。
調査・実験はこの日をもって終了となります。次回は考察とまとめの作業、ポスター作成、発表原稿作成など、発表会に向けた作業を行う予定です。
顕微鏡から見えたミクロの世界は、他の人にもぜひ見てほしい。
TA・コーディネーターの教員と共に知恵を出し合いながら