第10回GSⅡ・HTⅠ研究活動
10月20日(木)5・6校時、2年生理型GSⅡ・文型HTⅠの研究活動が行われました。
この日は本校の卒業生である北海道立オホーツク食品加工技術センター研究員の太田悠介さんと北見工業大学の大学院生2名が来校し、主に理型の活動のサポートをしていただきました。実験を行っているグループを見てまわった大学院生からは「実験の目的が明確だった」「どのようなデータを得たいのかが曖昧な生徒はいないと感じた」という感想と、「他のケースと比較することで条件の優位性がわかり結論がまとめやすくなるので、対照実験を意識するように」「データから帰結できる結論について考察を深めるべきでは」という助言がありました。
文型の活動教室ではポスター作成に着手しているグループがいくつかあり、研究の1つずつの段階を振り返ってメンバー間で意見を統一しながら、ポスターのフォーマットに文章や図を入力していました。話し合いの中では発表会の聴衆の理解や関心、質疑応答を意識したやりとりもあり、昨年の発表会の経験が生かされていると感じました。
計画では理型・文型ともに調査・実験はこの日をめどに終了し、来月からは考察や研究抄録・ポスターの作成を行うことから、この日はどの活動教室でも1人1人が目的をもっててきぱきと作業を行っていた印象を受けました。また、いくつかのグループは許可を受けて放課後に続きの作業をしたり、勤務先に戻った太田さんのご厚意でZoomで助言を頂いていたグループもありました。この半年間を振り返ると、様々な形のサポートを受けながら、生徒が主体的に深い研究活動を実施できていることに改めて気づきました。
次回の活動は11月11日(金)、12月の発表会に向けてポスターと研究抄録の作成を行います。
▼北海道立オホーツク食品加工技術センター研究員の太田悠介さんに助言をいただきながら鶏むね肉を使って食中毒の実験を行った。
▼劇薬物はコーディネーターに計量してもらう。後片付けを時間内に終わらせて報告することも重要な活動の一部。
▼靴が滑る実験を行っているグループがTAとコーディネーターに相談中。
▼北見工大の留学生を対象としたアンケートの回答を翻訳して整理
▼活動の様子