第9回GSⅡ研究活動 形になってきました
8月23日、夏休み明け最初のGSⅡが行われました。
さすが2年生です! 夏休み前は遅々として進まないように見えた研究が、この日にはかなり具体化されてきました。
大変わかりにくいのですが、写真Aの石の上には、長さ1~2㎝の白いプラナリアが張り付いています。プラナリアの脳と記憶について実験をしているグループの物です。レバーを与えて大切に育てていた個体が全滅してしまい、夏休み中に公園から採集してきました。今度はぜひ長生きさせなければなりません。
写真A
写真B・Cは、太陽電池の環境による発電効率の違いについて実験をしている様子です。この日は、小さな太陽光パネルを用いて、自らが陰を作らないよう気をつけながら、校内の様々な場所で太陽光の発電量を計測していました。
写真B
写真C
写真Dは、火星の土壌を再現した容器に、小カブ・ホワイトクローバー・レタスなどの種子を植え付けているところです。火星の土壌は、写真Eに写っている二酸化ケイ素や酸化アルミニウムなどを混ぜて作りました。一般的な土(地球)と今後比較していきます。
写真D
写真E
写真Fは、一見GSの授業には何の関係もないように見えるでしょう。しかし、これもれっきとした実験中の写真で、流体と変化球の関係性について調べているのです。彼が投げているボール(写真G)は、球速と回転数を計測できる特殊なもので、写真Hにあるようにその結果がスマートフォンに反映されます。得られたデータから、変化球を科学的に分析していく予定です。
写真F
写真G
写真H
この他、カラスがゴミを漁るのを防止する方法を考察しているグループは、学校前の木に餌を吊しカラスをおびき寄せ(写真I)、別のグループは、ダニエル電池を応用し、効率の良い電池を身近な物で作ろうと、色々な電解液を試して詳細にデータを記録しています(写真J)。
写真I
写真J
実験を伴わないグループも負けてはいません。スライドパズルの可解性・非可解性について考察しているグループは、あえてドアや窓を閉め切って静寂な環境を作りだし、2マス空いていたらどうなるかなど、スライドパズル解法の応用編に挑んでいました(写真K・L)。
写真K
写真L