建築の構想と計画において、空間と理論を眼に見えるかたちで表現して自ら検証し、他者に誤解なく間違えなく伝達することは最も重要な事柄のひとつです。
手で描くことから3次元CADまで、様々な建築プレゼンテーションの種類が存在する今日、設計者にはプロジェクトの進行に合わせた的確な表現の選択能力・開発能力が必要とされています。
この講義ではプレゼンテーションの理論、図面、ドローイングなどの分析を通じて、建築の構想・計画の各段階で必要とされるプレゼンテーションの役割やクオリティ、ならびにそれぞれの意味を理解します。
さらに造形演習、演習基礎等で得た形態操作の能力を、スケール感を踏まえた建築空間の構想につなげるためにどのような手法が適切か考察をおこない、自らの計画・設計コンセプトを示す独自の方法を見いだすことを目的とします。