建築デザインの実務では、多種多様な得意分野を持つCADが存在しています。
設計条件の設定、空間構成の検討、設計図の作成、プレゼンテーションの作成はもとより、日影や照明などの光や群衆行動などのシミュレーション、応力状態や温湿度環境、空気調和などをシミュレートするソフトウエアとの連携による計算結果の視覚化など、多方面で活用されています。
この演習は、建築デザインを志望する学生を対象に、空間の把握力、構想力、造形力、表現力を深めることを第一義とし、それらに加えて、デザインプロセスにおけるコンピュータの活用や、コミュニケーション手段としてのネットワークの活用など、課題の制作を通じて総合的に習得することを目標としています。
この科目はCADの操作演習ではなく、CADを活用する建築設計演習です。